ジャニーズ特別チーム「過去の加害行為の存在を前提とする」 若狭弁護士「かなり意味深」(めざまし8)

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   13日(2023年6月)の「めざまし8」はジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐる動きに注目。MCの谷原章介は「ジャニーズ事務所が新たに設置した外部専門家による再発防止特別チームが会見を行いました」と伝えた。

   小室瑛莉子アナは「その特別チームの座長を務めるのは、前検事総長。果たしてどこまで真相を明らかにすることができるのでしょうか」と疑問を投げかけた。

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若狭氏「林座長は検事出身、魂がある」

   特別チームのメンバーは前検事総長の林眞琴氏、精神科医の飛鳥井望氏、臨床心理研究者の3人。座長を務める林氏は会見で、「私たちチームは過去の加害行為の存在を前提として、ジャニーズ事務所の過去の対応にどのような問題があったかを厳正に検証する」とした一方、「過去の加害行為すべてについて、まだ明らかになっていないものを網羅的にその有無詳細を調査すること自体は目的ではない」と述べた。

   検察官時代に同期だった若狭勝弁護士は、林氏について「きわめて優秀であることはもとより、しっかりと事実を見極め、バランス感覚に富んだ判断をする」と評価。

   さらに、「『過去の加害行為の存在を前提とする』という言葉はかなり意味深だと受け止めた」と言うと、その真意についてこう読み解いた。

   「林座長は検事出身で『事実、全貌を明らかにしたい』という魂がある。林座長としてはそうしたいが、一方で、名乗り出たくない現役・OBもいる。そうした人たちを全員呼び出して聞き取りをするなんてことをしたらハレーションが起きる。ではどうするか。『過去の加害行為の存在を前提とする』という言葉は、今まで性被害について『言ったところで自分の言ったことは信用されない』と思っていた人たちに対する誘い水になる。『自分の話を受け止めてくれるのでは』と、今名乗り出ている人以外にさらに名乗り出てくれる人がいるのではないかと。そうすればある意味、少しずつは全貌が解明できる」

   谷原「今後の調査のポイントは?」

   若狭氏「今回立ち上げたのは『再発防止』ということなので、まずは将来的な方向性が出せるかどうか。『事実の解明』と『再発防止』というのが2つの軸足をバランスよくやっていくことがポイントでは」

(ピノコ)

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