「ZIP!」はけさ12日(2023年6月)の「NEWS ZIP」コーナーで、北朝鮮のミサイル発射に関する最新情報を伝えた。米国の研究機関「38ノース」は、北朝鮮の衛星発射場で新たな打ち上げにつながる動きが確認されたと10日に公表したという。
北朝鮮北西部にある西海衛星発射場をとらえた最新の衛星画像から、エンジン試験塔につながる舗装路へ格納式のシェルターが移動し、4、5台の車両が確認できるということだ。
防衛省は「破壊措置命令」延長
北朝鮮は先月31日に偵察衛星を打ち上げたが、エンジントラブルで墜落した。北朝鮮は「原因を解明したうえで、早期に2回目を発射する」としており、新型液体燃料エンジンの試験準備をしている可能性がある。
防衛省は自衛隊への破壊措置命令を延長し、「当分の間維持する」と発表した。北朝鮮による打ち上げ予告期間は11日午前0時が期限だったが、事前通報なしの打ち上げを示唆していることから、日本政府は警戒態勢の維持が必要と判断したものと見られる。
(栄)