「またしても白昼の大通りで強盗事件が起きました」とMCの谷原章介が12日（2023年6月）の「めざまし8」で伝える。西岡孝洋アナは「きのう（11日）、神奈川県の川崎駅にほど近い高級時計店に2人組の男が押し入りました。しかしその犯行直後、被害に遭った店の従業員らが逃走した犯人らを猛追跡し、うち1人を確保。その一部始終をカメラがとらえていました。さらに、この店舗の従業員を独自取材すると、犯行に関わったと思われる3人目の人物がいることが分かりました」と報じる。
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バイトしてた店
「日本では強盗は割に合わない犯罪」（古市憲寿）
視聴者が撮影した映像と周辺にあった4つの防犯カメラがとらえた映像には、黒い覆面を被った犯行グループの1人が2人の男性に取り押さえられる様子や、駆け付けた警察官に一緒に逃げた人物について問われ、「分かりません」と繰り返し答える様子が映っていた。
被害に遭った店の従業員によると、もう1人の犯人は別の人物が運転する車に乗って逃げたそうだ。田中良幸キャスターが現場からリポート。「JR川崎駅から450メートルほど離れた場所です。飲食店やコンビニエンスストア、お弁当屋さんなどもあります。事件があったのはまだお昼時の1時過ぎなので、多くの人が行き交う時間帯の犯行です」「犯行時間は数秒だったと。数十秒ではなく......。被害については確認中ということですが、時計はほとんど持っていくことができなかったのではないかという話です」などと伝えた。
谷原「実はここは、20歳前後の時からずっと出入りしているお店で、バイトもしたことがあります。だから本当に驚いたと同時に許せない気持ちです」
古市憲寿（社会学者・作家）「強盗をする人の意味が本当に分からない。日本は強盗の検挙率がすごく高くて、99％は捕まるんです。しかも実刑になる可能性が高い。割に合わない犯罪だと周知した方がいい」
谷原は「最近は白昼堂々、店員さんがいるときに犯罪が行われ、捕まっているにも関わらず、ずっと繰り返される」と疑問を口にした。
風間晋（フジテレビ解説委員）は「『常識を覆す』っていう側面が利用されているのかな。こういうやり方がまだ通用するっていう判断かもしれません」と分析。さらに「一連の強盗事件との関連はまだ分かりませんが、ますますずさんになってきている。すごく幼稚化していると思います。もしかして、こういうやり方が終わりに近づいてきているのかも知れない」と話した。
（ピノコ）