テニスの全仏オープン女子ダブルスで失格となった加藤未唯選手(28)が、混合ダブルスで優勝した。きょう9日(2023年6月)の「ZIP!」が伝えた。
加藤は今月4日の女子ダブルス3回戦で、プレーの合間に打ったボールがボールガールに当たってしまい、「危険行為」とみなされて失格となった。
新型コロナ終息願ってスポーツジュニアに寄付 その額は?
きのう8日に行われた混合ダブルス決勝で、加藤とプッツ(ドイツ)ペアは、アンドレスク(カナダ)・ビーナス(ニュージーランド)ペアと対戦。第1セットを奪われたが、加藤のネットプレーなどで第2セットを取り返し、タイブレークを10―6で制した。優勝の瞬間、加藤は両手をあげて大きく息をつき、笑顔を見せた。
表彰式後、加藤はコート上で「この数日間は不公平な失格からとても精神的に苦しかった。これについて心温まるメッセージをくれたすべての人に感謝しています。みんなのポジティブなエネルギーを力に変えて前に進み、きょう試合に出ることができました」と用意した文書を読み上げた。
平松修造アナウンサー「女子ダブルスの失格については、現在、加藤選手と選手会が抗議中という状況です」
金曜パーソナリティの奈緒(俳優)「女子ダブルスでの心痛があったと思いますが、そこを乗り越えて、最後こういう結果で笑顔を見られて本当に嬉しかったです」
平松アナは加藤の知られざる一面も紹介。新型コロナの影響でジュニアスポーツの大会が相次いで中止になっていた3年前、流行終息後のために地元の京都市に寄付を行ったというのだが、その金額が111万1111円だったそうだ。
平松アナ「子どもたちに1位になってほしいという思いを込めたそうです」
キャンディ