6月7日(2023年)の「あさイチ」(NHK総合)は「大人の食物アレルギー」を特集。特定の食物に対し、ある日突然アレルギーを発症する人が増えているという。
この日のゲスト・佐藤仁美さんと狩野英孝さんもアレルギー持ち。
「食べる」以外で発症することも
佐藤「カニ、花粉、ハウスダスト、猫飼っているけど猫アレルギーも。カニは大人になってから。大好きだったのに、急に」
狩野「僕はアレルギー数値が普通の人の65倍あって。僕が気を付けているのは蕎麦と甲殻類。(ほかにも)免疫落ちている時とかに食べちゃうと発症しちゃうものも。コンディションに合わせて、量とかも考えて食べています」
大人の食物アレルギーは、「食べる」以外で発症することもあるそう。例えば、日々使っている化粧品。ある女性は、メイク中にまぶたにかゆみを感じたことからアレルギー症状が始まり、救急搬送されることに。苦しくて、「死んでしまうかも」と恐怖を覚えたそうだ。
これは、メイクに含まれていた成分「カルミン」と症状が出る前に食べたポップコーンに使われていた着色料「コチニール」の組み合わせが原因だったという。
スタジオには、アレルギー専門の矢上晶子医師が登場。自身の患者も最近女性が多く、アイシャドーなどと「赤い」食べ物がアレルギーの原因になっていることが多いという。「全員が発症するわけではないので、怖がらなくていい。大事なのは知っておくこと」と話す。
矢上医師「患者さんの多くは、振り返ると『メイクしている時に痒かった』とか『赤くなってた』とか実は気付いていた。気付いていたけど、そんなこと思いも寄らないので分からなった。1ポイントアドバイスは、メイク中に異変を感じたら、まず鏡を見ること」
皮膚からアレルギー物質を吸収し、その後、特定の食べ物のアレルギーになってしまう例はほかにも。例えば、サーファーに多いのは「納豆」アレルギー。これは、クラゲに刺されることが引き金になるという。
運動や飲酒、入浴など日常的な行動が原因で重症化することもあるそう。番組は、うどんを食べた後にジョギングしたことで小麦アレルギーを発症した女性の例を紹介した。運動すると腸からのアレルゲンの吸収が促進されるのが原因だというが...。
博多華丸「でも、試合前にうどん食べて...とかやりますよね。『消化に良いから』って」
しかし、医師の観点からは「パン食い競争」や「5時間目の体育」も「大丈夫かな...」と思うという。「食べたら動かない」のが大事だそうだ。
佐藤「お酒飲んで陽気になってスキップとかやめますね」
矢上医師「危ないです。本当に危ないです。もーう、怖いです。」
(ピノコ)