逮捕のガーシー容疑者、無罪主張?認めて謝罪? 玉川徹が指摘したジレンマ

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   昨日4日(2023年6月)、ドバイから帰国した元参議院議員のガーシーこと東谷義和容疑者(51)が、著名人ら3人を常習的に脅迫した容疑などで警視庁に逮捕された。著名人のプライベートを明かす「暴露系YouTuber」のガーシー容疑者は、昨年7月の参院選で旧NHK党の比例区で初当選したが、海外から帰国することはなかった。国会にも一度も姿を現わさず、今年3月に除名処分となっていた。逮捕の経緯も異例。通常海外の容疑者は捜査員が同行し、飛行機が日本領空に入った時点で逮捕となるが、ガーシー容疑者に同行したのは大使館員。逮捕も成田空港到着後だった。

  • 捜査が本格化する(写真はイメージ)
    捜査が本格化する(写真はイメージ)
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空港では笑顔も

   ガーシー容疑者は今後どうなるのかについて今日5日の「モーニングショー」が詳しく報じた。

   成田空港に到着したガーシー容疑者は青いTシャツに白い短パン姿。足元はサンダルとラフな格好。報道陣の前を通過する際には「久しぶりにこんな大勢の人に囲まれて嬉しいな」とつぶやいて笑顔も見せていた。

   旧NHK党の立花孝志氏は会見を開き「なぜ急に帰国になったかについては詳細を聞かされておりません。意気揚々と戻ってくるのではなく、不安を抱えて戻ってくる」と語った。「全力でガーシーの無罪を応援する」と送ったところ、「ありがとうございます」と返信があったという。立花氏は「無罪は無理でも実刑にさせない。保釈させる」と伝えたが、それに対しては「そーなれば、ええんですが!!」と汗をかいた絵文字付きの弱気な返信が。

   ガーシー容疑者を乗せた車が警視庁本部に到着した際には、支援者たちが沿道から「お前悪くねーよ」「助けてやるからな」と叫び声を上げた。

   常習的脅迫での立件についてだが、捜査関係者からは「なんでもかんでも暴露するという行為が許されるものではないということを世の中に警鐘を鳴らす」「挑発的な態度を取られて許さないという空気感もあった」といった声が出ているという。脅迫であれば「2年以下の懲役または30万円以下の罰金」となるが、常習的脅迫の場合は「3カ月以上5年以下の懲役」と一段重い罪になる。捜査のポイントだが、亀井正貴弁護士によると、動機が経済的目的なら常習性が強まり、チームで名誉毀損や脅迫をして、収益をあげていたということであれば常習性を示す証拠になるという。

   亀井正貴弁護士「ポイントになるのは、ガーシー氏が認めるのか、弁解するのか、反省しないのか。物的証拠も人的証拠も押さえているので、あとは彼がどういう対応をとるか」

   玉川徹(テレビ朝日)「元NHK党が無罪を支えるといっていたが、裁判で『私は無罪です』と主張すると当局としては許せないという形になっていくんですか」

   亀井正貴弁護士「そうなると保釈がきかない形になっていく。量刑も厳しくなっていく可能性がある」

   玉川徹「『悪いことをしました、ごめんなさい』というと支持者から受け入れられない。関心をつなぎとめるには無罪を主張しなければいけないが、そうなると実刑までいく可能性が出てくるわけですよね」

(みっちゃん)

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