すれ違う万太郎と寿恵子 もどかしい展開に【らんまん 第10週の見どころ】

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   植物学雑誌の発行に向け走り出した万太郎(神木隆之介)は、神田にある「大畑印刷所」に向かった。その印刷所は原画をもとに画工が石板に絵を描き写して印刷する「石板印刷」の技術を持っていて、万太郎はそれを習得したいと考えていた。

   「印刷所で働きながら学ばせてほしい。授業料も払う」と頼み込む万太郎に、主人の大畑義平(奥田瑛二)と妻・イチ(鶴田真由)は驚くが、その申し出を受け入れる。

  • NHKの「らんまん」番組サイトより
    NHKの「らんまん」番組サイトより
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特別な印刷に挑戦

   仕事を終え、全身砂まみれになって帰宅した万太郎を見て、竹雄(志尊淳)は怒り出す。肺が弱かった万太郎の健康が心配なこともあったが、本来ならば峰屋の当主である万太郎が職人の見習いとして働くことが受け入れられなかったのだ。

   万太郎の言葉を聞いた竹雄は、「ちゃんと寝て、食べて、笑顔でいること」を条件に万太郎の夢を応援することを決意。この日から2人は対等な関係になる。

   一方、寿恵子(浜辺美波)は万太郎に会えない日が続き寂しい気持ちを抱えていた。娘の万太郎に対する深い思いを知ったまつ(牧瀬里穂)は驚く。

   昼間は大学の研究室に通い、夕方からは印刷所という多忙な日々を送る万太郎。

   一方の寿恵子は舞踏練習会の発足式に向けたダンスの練習をクララ(アナンダ・ジェイコブズ)から受けていた。

   前向きにダンスに取り組む姿を見て、ますます寿恵子が気に入った実業家・高藤(伊礼彼方)。「人生のパートナーとして横浜の別宅に迎えたい」と寿恵子に申し入れる。

   季節は夏になった。万太郎に会いたい気持ちを募らせていた寿恵子は、意を決して東京大学に向かう。そこで目にしたのは、学生たちと談笑する万太郎。「自分のことを忘れてしまった」と考えた寿恵子は...。

   見習いとして働いていた万太郎に、ついに石板に絵を描く許可が下りる。万太郎の初めて石板に描いたのは「ヒルムシロ」。印刷してみると出来はイマイチではあったが満足だった。

   そんな中、ダンスの帰り、高藤とともに馬車で根津に向かっていた寿恵子は、道端に座り込んでいる万太郎を目撃。思わず身を隠してしまう。

   その時、万太郎は道端のノアザミに話しかけていた。「早う白梅堂に行きたいのう」と。そんなことを知らない寿恵子は、馬車の中で周りに流されていく自分を恥じていた。

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