河野太郎大臣と玉川徹が直接対決!? マイナ保険証トラブルめぐり論議

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   トラブル続きのマイナンバーカードについて、旗振り役の河野太郎デジタル相がきょう1日(2023年6月)の「モーニングショー」に生出演し、玉川徹(テレビ朝日社員)らの質問に答えた。

   マイナカードをめぐっては、マイナ保険証に別人の情報がひもづけられたり、マイナポイントが別人に付与されたりといったトラブルが全国で相次いでいる。共同通信の世論調査では、マイナカードの活用拡大について「不安」と答えた人は70パーセントにのぼっている。

  • マイナ保険証めぐり論議(写真はイメージ)
    マイナ保険証めぐり論議(写真はイメージ)
  • マイナ保険証めぐり論議(写真はイメージ)

従来の保険証「廃止」時期でも論議

   番組が重要視したのはマイナ保険証をめぐるトラブルだ。全国保険医団体連合会は「医療情報の誤登録は重大な事故につながりかねない」として、マイナンバー法改正案の廃案を求めている。玉川が取材した大阪府保険医協会によると、マイナ保険証関連で3分の1ほどが「該当者なし」などのトラブルになっているという。

   玉川「現場の医師からすると、マイナ保険証にすれば事務手続きが減ると思っていたが、実際はそうでもない。高齢者はもともとデジタルに弱いので、そういう人への対応に追われてしまうのではないかという心配もあります。申請ベースだと無保険になって一時的に全額払わなければいけなくて、それを負担できない人もいるかもしれない。保険証の廃止をなぜ急ぐのでしょうか。今後トラブルが続いていたとしても、来年の秋の(保険証)廃止は見直さないのでしょうか」

   河野氏「大きなトラブルがあれば厚労省で判断すると思うが、来年秋に向けてトラブルを1つ1つ取り除いているところです」

   玉川「来年の秋(の保険証廃止)って誰が決めたんですか。不信があるなかで強引に進めているというイメージがあると、余計に不信が募るのではないでしょうか」

   河野氏「目標の時期を決めないと、なかなか作業が進みませんから。デジタル化していくことで世の中に便利にしていきたい。行政の効率化も必要です」

   玉川「イギリスは国民の不安に応えるため、制度として決めたIDカードを一度廃止しています。私を安心させてほしいんですよ、大丈夫ですよ、と」

   河野氏「マイナンバーで一元的に情報をひもづけているわけではない。それぞれの行政機関が持っているだけなので、玉川さんの情報がどこかに集められているわけではありません。役所同士が情報を連携するときもマイナンバーは使いません。マイナンバーがあれば、全部の玉川さんの情報を引っ張り出せるということではありません。システム的にも法律的にも制度的にも、玉川さんのプライバシーはしっかり守られています」

   二人のやりとりはここで終了したが、玉川はこれで納得できたのかな。

(キャンディ)

姉妹サイト