「ひときわ不気味さを感じる」行為(安住紳一郎アナ)とは 雑居ビルで発見の女性遺体の状況

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   ニュース関心度ランキングで6位になった「熊本市の雑居ビルで29歳女性の遺体が発見された事件」について、司会の安住紳一郎は「このニュース、何より気になってひときわ不気味さを感じるのは、ご遺体を全身布で巻いているという行為です」と話した。1日(2023年6月)の「THE TIME,」。

  • 捜査が続いている(写真はイメージ)
    捜査が続いている(写真はイメージ)
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「100人態勢で捜査本部を立ち上げました」

   女性の遺体が発見されたのは5月29日の夜。発見された雑居ビルの7階は空き店舗だった。熊本県警によると女性の死因は窒息。28日午前1時に女性は勤め先の飲食店を出て、同居する男性にSNSで「今から帰る」とメッセージを送っていたが、帰宅することはなかった。死亡推定時刻は28日午前と見られている。遺体が見つかった雑居ビルは、女性のアルバイト先から歩いて十数分の距離にあった。

   女性が帰路についたと思われる時間帯に現場周辺にいた人は「午前1時~2時くらいにありえないほどの女性の悲鳴が聞こえた」と証言している。また、このビルに住む住人は「女性がアルバイト先を出る前の時間帯に、普段は動いていない7階行のエレベーター前に作業服を着た見慣れない男がいた」と話している。女性の父親が29日の午前1時ごろ、警察に行方不明者届を提出したが、女性はその日の夜、遺体で発見された。遺体は頭から足先まで布で巻かれた状態で、服は着ていたが靴はなく、携帯電話やカバンも見つかっていない。遺体に外傷はなく、死因は窒息だが、首を絞められた跡などもないという。

   東京未来大学の出口保行教授は発見されたときの状況について、「遺体に何らかの思いがなければこういうことはしないと思う」としたうえで「遺体を隠す意図があるのなら、布を巻くのではなくほかの場所に遺棄をする。布を巻くという行為は手間がかかる。普通の犯罪者の心理とは逆行する行為。というのは、ご遺体といる時間が長くなっているというのが特徴的。だからご遺体に対する思いがあるのではないかと感じられる」と話した。

   安住アナは「警察はこの事件を殺人・死体遺棄事件と断定。100人態勢で捜査本部を立ち上げました。これまでの捜査で女性のアルバイト先や派遣先の職場など、身の周りでトラブルに関する情報はないと言います」と伝えた。

(バルバス)

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