台風2号は本州には上陸しないものの、今夜(2023年6月1日)からあさって朝にかけて大雨を降らせそうだ。「ZIP!」の気象予報士・くぼてんきが解説した。
台風2号はけさ1日午前8時には宮古島の東にあって、中心気圧970ヘクトパスカル、最大風速30メートル。あす2日未明に沖縄本島を直撃した後、進路を東よりに変えて、日本列島に添うように進み、4日に関東沖で温帯低気圧になる見込みだ。
森圭介アナ「雨になるという予想なんですよね」
森圭介アナ「でも、この台風2号と梅雨前線が組み合わさることで、(西日本と東日本は)大雨になるという予想なんですよね」
くぼ「そうなんです。きょう夜には西日本で雨脚の強まるところがありそうです。この活発な雨雲はあす午前には東日本、とくに関東地方などにかかり、強い雨、そして風も強まりそうです」
そこで、防災士の資格を持つ司会の水卜麻美が「?よミトく!」コーナーで、「水害に遭遇したらどうしたらいいか。よミトいていきます」と取り上げた。まず屋外にいたときの危険ポイント。「冠水した道路ではマンホールから水が吹き上げます」「歩道橋から流れ落ちてくる水流で足を取られます」「側溝や用水路に転落」(水卜)などがあるという。
対策としては、「ただちに安全な建物の2階に避難」「傘などで足元を探りながら歩く」こと。車を運転していたら、「水深30センチになったら走行不能」になると認識し、「行けると思っても、アンダーパスには絶対進入しない」を心掛けてほしいと、注意を呼び掛けた。
屋内にいても、「(地下街や地下鉄駅などは)一度浸水すると簡単に出られなくなるので、早めに地上に移動」「避難するときはスニーカー。長靴は水が入って足が動かしにくくなってしまいます」(水卜)という。
何度も言われてわかっているつもりでも、いざとなると慌ててその通りにできないことが多いだろう。今夜以降の大雨に備えて、もう一度覚え直しておくのがよさそうだ。
(カズキ)