観光地での冷房使用と電気料金値上げの関係 山下健二郎「多くの人に知ってもらうのが大事」

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   「大手電力会社の電気料金が、明後日6月1日(2023年)から値上げされます」と切り出す司会の水卜麻美アナウンサー。今日30日の「ZIP!」は、さまざまな影響が懸念される電気料金大幅値上げの問題を報じた。

   北脇太基アナウンサー「最も大きい上げ幅となる北陸電力では、標準的な家庭で42%もの値上げとなり、家計だけではなく観光への影響も懸念されています。

  • 電気料金の動向に注目が集まっている(写真はイメージ)
    電気料金の動向に注目が集まっている(写真はイメージ)
  • 電気料金の動向に注目が集まっている(写真はイメージ)

電力会社よって異なる対応

   明後日に迫った電気料金値上げに、街頭インタビューでは「もうびっくりして、毎月毎月数千円単位で(感覚と)違ったりしていて、これ以上あがってしまうとなかなか厳しい」(3人家族公務員・60代)、「家族4人なので、みんなで電気を使い放題にすると、ただでさえ今電気代が高いのにこれ以上あがってしまうのは大変」(4人家族会社員・40代)などの声が。

   少しでも電気料金を抑えるため「スマホとかパソコンやるので、充電器挿しっぱなしにしないように」「(家族で)一部屋だけとか、なるべくバラバラに使わないように」など、さまざまな方法で節電に取り組んでいる。

   最も大きい値上げ幅となる北陸電力管内、福井県敦賀市の旅館は、コロナ禍を乗り越えつつある中での値上げに悲鳴を上げている。

「やはりきついです。お客さん戻りつつある中で電気料金上がってしまうと、どれくらい請求書がくるのか。不安はあります」(あけぼの旅館・山川麻紀さん)

   夏に向けて客足が戻る中での値上げ。客が来れば来るほど冷房などの使用が増え、電気料金がかさんでしまう。

   福井県は地域によって電力供給会社が異なり、あけぼの旅館のある敦賀市までの東側が北陸電力、お隣の美浜町より西は関西電力となっている。関西電力は原発の稼働などで比較的経営が安定していることから6月の値上げは実施されない。

「どうせ上げるなら統一してほしい。地域によって違うのもちょっとどうなのかな」(山川麻紀さん)

   宿泊客に快適に過ごしてもらうため、節電の呼びかけや宿泊料金への転嫁は難しいという。

   北脇太基アナウンサー「電気料金の値上げで北陸の観光にも影響が及びそうです」

   山下健二郎(ダンサー、俳優)「お客さんに節電してくださいとお願いするのはなかなか難しいと思うので、こういう事実があるということをなるべく多くの人に知ってもらうのが大事なのかなと思います」

   北脇太基アナウンサー「これから夏に入っていきますが、利用する側も無理のない範囲で冷房の温度調節するなど意識していきたいですね」

(みっちゃん)

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