マイナ保険証の「重大」トラブル 武井壮「恐ろしさを感じますね」

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   「他人の個人情報が登録・表示されるなど、多くのトラブルが相次いでいるマイナ保険証。医療現場の医師らがマイナ保険証の運用停止を訴える異例の事態になっています」とMCの谷原章介。

   30日(2023年5月)の「めざまし8」は、「医療事故などが発生してからでは遅い。デジタル化が人の命より優先されることはあり得ない。マイナ保険証義務化法案(健康保険証廃止)は廃案すべき」と訴える、医師・歯科医師が作る団体「全国保険医団体連合会」の緊急記者会見の様子を映像で流した。

  • マイナ保険証めぐりトラブルが報告されている(写真はイメージ)
    マイナ保険証めぐりトラブルが報告されている(写真はイメージ)
  • マイナ保険証めぐりトラブルが報告されている(写真はイメージ)

「このくらいのレベルでOK出てるの?ってところに」

   医師らが国に「NO」を突き付けた理由は、全国の医療機関に対して行った調査結果。トラブル件数は1429件で、うち「資格無効・該当なし」が67%で最も多く、「他人の情報がひも付けられていた」も確認されただけで37件あったという。

   谷原「別人の医療情報を元に、医療行為が行われる可能性がある。重大な問題ですよね」

   立岩陽一郎(ジャーナリスト)「知らなかったです、そんなことが起こり得るということを。私はマイナカードがなかなか普及しないから色んなサービスを付けていったと認識していました。害を与える可能性があるなら、やっぱりそれは見直さないといけない」

   武井壮(「百獣の王」・タレント)「これだけではなく、これから銀行の機能とか色んなものがひも付いてくることを考えると、恐ろしさを感じますね。このくらいのレベルでOK出てるの?ってところに。今後どうしようかなって考えちゃうレベル」

   内閣官房でマイナンバーの制度設計に関わった水町雅子弁護士は「個人情報保護の観点からは非常に重要な問題」と認めた。

   谷原の「制度設計にミスがあると思いますか?」という質問には「原因としてはヒューマンエラーがほとんど。ただ、ヒューマンエラーをゼロ%にすることは難しい。制度として、ヒューマンエラーを事前に検知して是正していくような仕組みが必要」と答えた。

   谷原は「もはや見切り発車と申しますか。このまま運用を続けてもいいと思われますか?」とも質問。

   水町弁護士は「実は2021年からデータの不正確性は話題になっていた。ちゃんとデータが正確に登録できるよう確保されてからマイナ保険証を使っていかないと。かなり重大な問題だと思います」と回答した。

   番組がたどり着いたとりあえずの対策は、マイナ保険証のほかに従来の保険証も携帯することだった。

(ピノコ)

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