「こちらをご覧ください」と30日(2023年5月)THE TIME,司会の安住紳一郎アナウンサーが切り出したのは、首都高1号羽田線の東京と神奈川県境にかかる大師橋の架け替え工事だ。「交通量がある橋なので、工事は困難が予想されるんですが、画期的な方法だというんです」と、安住が小さくうなずきながらCG画面で解説した。
スライドさせ合流合体
まず現在の橋の横に新しい橋を造っておく。現在の橋の両端を切断したところへ、新しい橋をスライドさせ合流合体させる。
高速大師橋の開通は1968年。55年がたち、1200カ所に亀裂が見つかるなど老朽化が進んでいる。橋はなにしろ長さ300メートル、重さ4000トンで、東京タワーと同じサイズという。27日に工事が始まり、きのうは4時間かけてスライド作業が行われた。
その影響で、首都高羽田線は大師出入口から平和島まで終日通行止めだった。
安住「周辺では渋滞が発生しました」
この先10日間は、普段30分で行けるところを5倍の150分かかる予想の場所もあるそうだ。新しい橋を通行できるのは6月10日からの予定だ。
(あっちゃん)