「岸田総理の長男が総理公邸で記念撮影した問題。先週金曜日（2023年5月26日）、野党側が総理に対し、秘書官である翔太郎氏の更迭を求める事態にまで発展しています」とMCの谷原章介。29日（2023年5月）の「めざまし8」は、2022年の忘年会で撮影されたという「悪ノリ写真」を取り上げた。
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岸田首相（写真）はどう対応するのか
「許せる派」の理由は...
18歳以上の1200人に聞いたところ、翔太郎氏のこの行為について「許せない」と答えた人が54.8％、「許せる」と答えた人が5.6％、「どちらとも言えない」と答えた人は39.6％だった（株式会社Grill調べ）というが、スタジオの出演者たちの意見は？
橋下徹（弁護士）は『許せる』派。「僕も、知事室、市長室に子どもが来たときには、いすに座らせて写真撮りました。自分もやったから『許せる』派になってしまうんですけど。例えば、国会議員は自分の支援者を国会に呼んで色んな場所で写真撮っている。もし公的なスペースに自分の知人を呼んできて写真を撮るのが全部ダメだというならば、今ワーワー騒いでいる国会議員も国会内の写真を全部やめなきゃいけない」というのがその理由だ。
古市憲寿（社会学者）も『許せる』派。「官邸がいわゆる公的な場所で、公邸の方は一応、建前として私的な空間になっているわけで。公邸を訪れた人たちってけっこうみんなこの階段（赤い絨毯が敷かれた西階段）で写真撮るんですよ。マジメな顔して撮る写真と今回の写真が違うっていうのは分かるのですが、忘年会だから別に...（笑）。正直、僕も公邸の階段で写真撮ったことありますけど、僕は慎み深いので写真はアップしなかったです」。
政治ジャーナリストの石橋文登氏の見方は厳しい。「見学させること自体はなんの問題もないが、やっぱり印象が非常に悪いですね。忘年会で悪ふざけって。一種、バイトテロみたいな感じになっちゃって。これは政権にとって非常にマイナス」「今、せっかくサミットで支持率も上がっていよいよ解散するかという政局に突入する中で、息子さんの政治的な結果責任は大きい」と指摘した。
風間晋（フジテレビ解説委員）は「将来の政治家の育ち方」という観点から問題を指摘。「良いんですよ、世襲であってもコネであっても、ちゃんと政治家として仕事をしてくれれば。でも、その観点から見ると、『修正力はどうなんよ』って思ってしまう。今までも公私混同とか情報管理の甘さは何度も指摘されてきた。『おんなじこと何度も言わせるなよ』って家庭でも職場でも基本的に言われること。そこんとこどうなの？」とコメントした。
（ピノコ）