長野猟銃立てこもり事件 橋下徹弁護士、「警官の防弾チョッキ未着用」問題視に「(批判は)現実的ではない」と異論

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

   「めざまし8」の田中良幸リポーターは長野県で起きた「猟銃発砲立てこもり事件」の現場周辺を取材。29日(2023年5月)の番組でその内容を伝えた。

  • 動機などの解明が進んでいる(写真はイメージ)
    動機などの解明が進んでいる(写真はイメージ)
  • 動機などの解明が進んでいる(写真はイメージ)

「日本社会においての刃物の事案で、まず現場に駆け付けることが...」

   田中リポーター「容疑者は4人を襲った後、自宅に立てこもりましたが、そこには母親とおばがいました。そして午後8時ごろ、発砲音が2回。これは自殺をしようとした際に生じたものである可能性があると。その後、午後8時半すぎ、母親が猟銃を持って外に逃げ出した。さらに日付が変わった26日の午前4時半ごろ、父親が電話で出頭するように説得したところ、本人が自ら出てきて身柄が確保されたということです」

   橋下徹(弁護士)は「駆け付けた警察官が防弾チョッキを着ていなかったことを問題視するような意見もあるが、これは日本社会においての刃物の事案で、まず現場に駆け付けることが最優先。『警察官の安全を守るために防弾チョッキを』というのは現実的ではないのではないかと思う」と指摘。

   防災コンサルタントの吉川祐二氏(元警視庁刑事)は、「おっしゃる通り。第一報からして『女性が刃物で刺されている』ということから始まった。その女性を一刻も早く救出しなければならない。その目的で現場に向かっているわけで、その間に防弾チョッキを付けたり鉄のヘルメットを被る暇はなかったと思います」と答えた。

   MCの谷原章介「説得していた母親が銃を持って逃げだして。もともと容疑者は動機について『ひとりぼっちとののしられた』と言っていましたが、結果、最後はひとりぼっちになってしまいました」

   風間晋(フジテレビ解説委員)「とても思い込みが激しい人なんだと思う。しかもその思い込んだことに対する行動が短絡的。『絞首刑だと一気に死ねない』と言っていたらしいが、だから自殺っていうところも。このギャップがとても分かりにくい」

   父親は中野市議会議長を務めていて、母親は花の教室を開くなど地域活動に熱心。容疑者自身は東京の農業系の大学に進学するも人間関係が原因で中退。地元に戻ってきたが、そこでも交流がだんだんと少なくなっていったという。

   犯罪心理に詳しい新潟青陵大学大学院の碓井真史教授は「親が地元の名士ということで長男として大きなプレッシャーを感じていたのではないか。挫折を繰り返すような形で、自分の生活を恥じ、自分の殻に閉じこもってしまった可能性もある。容疑者は周囲が自分に対して『否定的な感情を持っているに違いない』という被害妄想を抱いていたのでは」と分析した。

(ピノコ)

姉妹サイト