台風2号「ケタ違いの雨」の危険性も(モーニングショー)

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   大型の台風2号が明後日水曜日ころに沖縄に接近する見込みで、動きが遅いため、暴風や豪雨の影響が長期化するとみられる。29日(2023年5月)の「モーニングショー」は「5月中にも近畿・関東で梅雨入りか?」との見通しを示した。

   昨日28日の石垣空港では、台風の接近を前に、予定を前倒しして帰路につく観光客の姿が見られた。東京から来た男女の観光客は1日前倒しで帰るところ。「西表島に行きたかったんだけど、船が出ないってことで。残念だよね、ヤマネコ見たかったんで」。台風2号は24日夜から25日未明にかけて、米国グアム島付近を通過。街路樹がなぎ倒され、ひっくり返った車も。フィリピンの東海上を北上、日本列島では停滞する前線を刺激して、本州でも大雨の恐れが出てきている。

  • 警報級の雨の可能性も(写真はイメージ)
    警報級の雨の可能性も(写真はイメージ)
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「5月中の梅雨入り」可能性も

   片岡信和・気象予報士は「移動速度がゆっくりなので、週末にかけて1週間、影響が長引きます。台風はまだ離れていますが、東日本、西日本は、きょうから明日にかけて警報級の雨が予想されます」。台風は29日午前6時現在で、950hPa、最大風速は45メートル。強風域は半径が500キロ以上だ。この後、ゆっくりと北上、3日土曜日になってもなお、沖縄の近くにいる予想。ただ、週後半は、大陸からの暖かい偏西風に乗るのか、乗り遅れるのかで、なお進路予想には幅がある。大雨だけでなく、高潮、高波などいくつもの被害を及ぼす危険がある。

   明日になると、風が強まって、飛行機や船などに遅延や欠航の恐れが出てくる。波浪警報がすでに、宮古島地方、八重山地方に発令されている。今日明日の波の高さは、沖縄本島で5メートル、先島諸島で7~8メートルとなっている。

   天気図では、東西に延びた梅雨前線が日本海から日本列島の(能登半島から福島県あたり)真ん中を突き刺している格好。この前線の南側に沿って「暖湿流」が流れ込んできている。このため、「ケタ違いの雨」(片岡予報士)が降る危険性が高い。きょうの帰宅時間にも、強い雨雲が流れ込んできて、山陰から福井、長野県付近にかけて、同じ場所に強い雨が降り続く可能性がある。夜から、朝にかけて東海や関東に雨雲は南下してくる。明日の6時までの「36時間予想降水量」で、100ミリを超すところが福岡から山陰、北陸、長野地方に広がっている。

   週間予報では全国的に雨続きだが、片岡予報士は「近畿地方では今週、梅雨入りが検討されるかもしれません。もし5月中に梅雨入りが発表になった場合、近畿地方では10年ぶり」「もしかしたら関東地方でも検討入るかも。関東ですと(5月の梅雨入りは)12年ぶり」。

(栄)

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