学校に導入すすむジェンダーレスの水着、制服... 風間俊介「選択肢が増えるのがポイント」

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   「子どもたちの間で性別などにとらわれない、選択肢を増やそうという取り組みが広がっています」と切り出す司会の水卜麻美アナウンサー。今日29日(2023年5月)の「ZIP!」は「?よミトく!」コーナーで、学校で急速に広がるジェンダーレスの取り組みを取り上げた。

   先週、番組が取材したのは東京・江戸川区の瑞江第二中学校。

  • 学校でも変化が(写真はイメージ)
    学校でも変化が(写真はイメージ)
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「『みんなが使えるものをこれで決定』ではなく...」

   「この水着が、本校で今年から選べるようになった男女共通デザインの水着です」と語るのは滝澤清豪校長。長袖の上着にハーフパンツが付いたようなデザインになっている。

   水卜麻美アナウンサー「こちらの中学校では、今年度からこれまでの水着に加え、男女共通デザインの水着が選べるようになったといいます」

   滝澤校長「性的な違和を感じている生徒が一定数いるのは肌で感じていました。そういう子どもたちが学校生活が苦でなく楽しいところになるように、そういう学校を目指そうということで取り組みを始めました」

   この学校では一昨年制服をブレザーに変更し、スラックスとスカートを男女共に好きなものを選択可能にした。ネクタイとリボンもオプションで好きな方を選択可能となっている。

「私服でズボンをはいていて、学校でもスラックスで生活できたらいいなと。自分の好きなものを身につけていられるのはすごくうれしいことだと思います」(中学3年生・女子)
「男子・女子というのは全く気にしていなくて、オシャレとして気分で選んでいます」(ネクタイを選択した中学3年生・女子)
「自分のオリジナリティが出せるので、この制服が大好きです」(中学3年生・男子)

   カンコー学生服の調べによると、新たに女子のスラックスを導入する学校は2023年には832校。19年の125校から約7倍の増加となっている。

   水卜麻美アナウンサー「ジェンダーレス制服を取り入れる学校は急速に増えています」

   風間俊介(タレント)「水着の件ですけど、元々のデザインにプラスアルファして選択肢が増えるというのが大事と思うんですよ。今までのトラディショナルな男の子・女の子を支持したいという人も選べるし、違和感があったり気にしたくない人も選べる。『みんなが使えるものをこれで決定』ではなく選択肢が増えるのがポイントでいいなと思いました。

   性別による区分けを無くそうという試みは他にも。長野県の高校では生徒が中心となって意見交換、オールジェンダー更衣室やトイレなどを設置。更衣室は男女で分けているが、それに加えて空き部屋を更衣室として誰でも使用可能に。トイレは多目的トイレをオールジェンダーWCへと名前を変更した。

   こうした取り組みはランドセルにも広がっている。

   水卜麻美アナウンサー「今年は黒やピンクに加え、ビビッドなイエローの人気が急上昇しているそうです」

   「黄色です。黄色が好きなの」という男の子。実際に背負ってみると「カッコイイです」

   スタジオにもランドセルが登場したが、青系のものだけでもバリエーションが6種類。性別にとらわれないジェンダーレスランドセルも用意されている。

   水卜麻美アナウンサー「ここ1、2年でジェンダーレスのシンプルなデザインが増えてきたということで、誰でも使いやすいデザインになっているということです」

(みっちゃん)

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