長野立てこもり 確保までの12時間、水卜麻美「どう見れば...」

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   きょう26日(2023年5月)の「ZIP!」は、多くの時間を長野・中野市で起きた立てこもり事件に割いた。

   菅谷大介アナ「警察官を含む男女4人が死亡した立てこもり発砲事件で、発生からおよそ12時間後の午前4時30分過ぎに男が確保されました」

   「男が女性を刺した」と110番通報があったのは、25日午後4時半前。刺されたのは66歳の女性で、長野市の病院に救急搬送されたが、午後6時過ぎに死亡が確認。さらに、駆け付けた男性警察官2人も発砲され死亡。また、現場近くでケガをして倒れていた高齢の女性も死亡が確認された。

  • 日テレ「ZIP!」公式ツイッターより
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元刑事・中島氏「非常に凶暴・凶悪だった」

   男が立てこもっていたのは長野県の中野市議会議長の青木正道さんの自宅。男は青木さんの息子とみられているという。建物の中にいた女性2人は事件途中で逃げだし、保護されたそうだ。

   スタジオでは、元大阪府警刑事の中島正純氏が解説した。

   司会の水卜麻美アナ「男確保のために、警察はどういった対応を取ったと考えますか?」

   中島氏「人質の安全が第一。もう既に3人の方が亡くなっているということが分かっていましたので、非常に凶暴・凶悪だったということで、ネゴシエーターが『早く出て来いよ』と交渉していたと思います。人質が何人いるかということも最初の頃は分かっていなかったわけですから、非常に慎重にやっていた。中の様子も観察していた」

   水卜アナ「深夜などに女性が逃げ出したという情報もありました」

   中島氏「それは非常に大きかったと思う。警察は中の状況が大分把握できたと思います」

   水卜アナ「12時間という時間はどのように見ていますか?」

   中島氏「当初、散弾銃だという情報が入っていましたが、散弾銃は広範囲に弾が広がるので、非常に危険。至近距離で撃たれると体中にたくさんの弾が入る。その危険を回避してこれ以上の人質被害を出さないようにと、警察はなかなか手を出せなかった。それで12時間経過したということです」

   水卜アナ「最終的に男が外に出てきて、確保された。そこから見えるものは?」

   中島氏「当然ながら、容疑者が疲れてきたのもある。それから、時間が経つにつれて特殊部隊などどんどん警察の数が膨れ上がっていく様子を、(容疑者は)おそらくテレビで観ていた。それで『もう無理だ』と諦めた可能性も十分にある」

   中島氏は「最初に刺された女性と何かがあったのかなと想像もできます」とも指摘した。

(ピノコ)

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