大阪維新の会の大阪府議団の代表が、後輩の女性市議にパワハラやセクハラ、ストーカー行為をしていたとして、代表を辞任した。「きのう、双方の議員が取材に応じました」と、きょう25日(2023年5月)の「モーニングショー」でMCの羽鳥慎一が伝えた。
大阪維新の会の笹川理・大阪府議(41)は、同会の宮脇希・大阪市議(36)に対し、2015年にハラスメント行為をしていたと週刊文春に報じられた。当時、笹川氏は新人だった宮脇氏を指導する立場にあったが、深夜に自宅のインターホンを押したり、「こいや」「ふざけんなや」などと威圧的なLINEを送ったりしていたという。
玉川徹「8年間ずっと眠らせていたことも問題」
笹川氏は府議団代表を続ける意向を示していたが、性的関係を迫るメッセージを送っていたことも新たに報じられ、代表を辞任した。きのう取材に応じた笹川氏は、「(肉体関係を要求したと報じられたことについて)僕自身は記憶と記録がない。ただ、それを全否定する記憶も証拠もない。事実であれば本当に申し訳ない。情けない」と話し、「(宮脇氏について)嫌いではなかった。かわいいと思っていたこともある」「あの文面を僕が客観的に見るとすれば、やはりちょっと...下心が見えるなと思う」と他人事のように語った。
一方の宮脇市議は「正直うれしいものではなかったし、議員として活動していくうえで非常にやりづらかった」などと語った。「LINEで性的関係を迫られたという理解で間違いないか」という記者からの質問に、「はい」と答えた。
被害にあった当時、警察に届けるなどして事を大きくしたくないという気持ちが強く、「党の当時のしかるべき責任者に、収まるようにしてほしいと報告だけをあげた」という。
浜田敬子(ジャーナリスト)「女性が議員になりにくい理由のひとつが『ハラスメントが多いこと』です。相談があったときにきちんとすぐ対処することを繰り返していかないと、なくならないと思います」
安部敏樹(リディラバ代表)「民間企業なら一発アウト。議員の辞職も考えるべきではないでしょうか」
玉川徹(テレビ朝日社員)「笹川議員は問題があると思うから代表を辞め、維新も問題があると思うから受理するわけですよね。それを8年間ずっと眠らせていたことも問題だと思います」
(キャンディ)