今週(2023年5月15日~)、列島各地は5月としては記録的な暑さに見舞われ、すでにこの夏の猛暑が予想されています。エアコンが欠かせなくなるのに対し、6月からは電気料金が値上げされることになりました。ワイドショーでも身近な節電対策や政府の激変緩和策の問題を取り上げていました。
(J-CAST)ワイドショー通信簿の「暑くなる...夏は『まるで亜熱帯」』 どうすりゃ良いの?(略)」(17日、フジテレビ系「めざまし8」)では、世界各地でも異常気象と言える現象が起きていると、気象予報士の天達武史氏が解説しています。
「まるで亜熱帯」に
中国・広東省でホテルのエントランスを破壊した強風、米・フロリダ州で車を吹き飛ばした竜巻などなど。今後数か月続くというエルニーニョ現象が異常気象を引き起こしているといいます。
今年の夏について天達氏は「まるで亜熱帯」と予想しました。「暑くなるだけでなく、亜熱帯のスコールのような激しい雨が頻繁に起きる」といいます。「6月くらいから台風の発生や進路、ゲリラ雷雨に注意が必要です」
同じく「めざまし8」の17日の記事「電気代6月から値上げ エアコンどうする?(略)」は、標準的な家庭で、東京電力の12.9%から北陸電力の41%までの値上げ幅を伝えています。MCの谷原章介さんは「これからの時季、エアコンでもって体調管理をきっちりとしなくてはいけないのに」。出演者からは、暑さがピークの時は公共施設で過ごすことなどの提案や、政府の補助金の追加措置を期待する声も。
今後も「再生可能エネルギーが十分に用意される2030年ころまで電気料金は高いままでは?」とエネルギーアナリストの前田雄大さんが予想していました。
「6月電気代値上げ エアコン、冷蔵庫(略)節約テクニック」(18日、日テレ系「ZIP!」)には、東京電力管内では、都内の集合住宅に住む標準的(30アンペア・260kWh)な3人世帯では、5月に6809円だった電気料金が、同じ使用量だとしても6月から7690円と881円も上がる、とあります。
MCの水卜麻美アナが、エアコンと冷蔵庫の節約術を説明しています。冷房設定温度を27度から28度にすると年間約940円の節約。使用時間を1日1時間短縮すると年間約580円の節約ができるとしています。冷蔵庫は中身を半分にすると年間約1360円の節約になるというのですが...。政府の激変緩和措置も9月まで、10月以降は継続するかどうか未定だといいます。
今のうちから節約して、猛暑を乗り切るしかないのでしょうか。
(コムギ)