フジテレビ系で、4月13日、午後10時からにスタートした連ドラ「あなたがしてくれなくても」を見ています。
この作品はハルノ晴の漫画が原作で、夫婦のセックスレスをテーマにしており、夫婦関係に悩む男女を描いたものです。(この原稿は、ネタバレを含んでいます)
主人公の吉野みち(奈緒)は建築会社に勤めるOLで、カフェ店長の夫、吉野陽一(永山瑛太)と、2年にわたり、セックスレスの状態にあることを悩んでいます。
落ち込むみち(奈緒)を、見かねた上司の新名誠(岩田剛典)は、彼女を飲みに誘います。その席で、みちと誠は、互いにセックスレスに陥っていることを知り、以降2人はセックスレスについて話し合う間柄になります。
生き生きとしたセリフも魅力
誠(岩田)は、ファッション誌の副編集長として多忙な妻の新名楓(田中みな実)と、結婚記念日にディナーの約束をしますが、当日に反故にされます。
妻に愛されていないと感じた誠(岩田)は、みち(奈緒)に告白して、社員旅行に乗じて、みちと一線を越えようとします。しかし、寸前でみちが夫のことを思い出し、未遂に終わります。そして、2人は、改めて伴侶と向き合うことを決意します。
このドラマは、30代男女の群像劇ですが、セリフが生き生きとしています(脚本は市川貴幸、おかざきさとこ、黒田狭)。幸せをつかもうと一生懸命に生きる4人を演じる俳優の熱演が見どころです。
このドラマの、1つの社会的背景としては、働く女性が、結婚して出世しても、妊娠・出産するとラインから外れやすいということもあります。2組の夫婦、これからどんな展開になるのか、楽しみな作品です。