市川猿之助さん救急搬送 広津留すみれ「衝撃しかない」

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   「ちょっと驚きましたけれど...」。19日(2023年5月)の「モーニングショー」でMCの羽鳥慎一が切りだしたのは、歌舞伎俳優の市川猿之助さん(47)が18日、自宅で意識朦朧となった状態で発見され、同居していた両親の死亡が確認されたニュースだった。救急搬送された本人に命に別条はなく、発見された部屋には遺書のようなものが見つかっている、という。18日発売の週刊誌「女性セブン」は、猿之助さんのハラスメント疑惑を報じていた。

   歌舞伎界では若手・中堅のホープとして漫画「ワンピース」などを取り入れる演目に挑戦を続け、NHK大河ドラマはじめ多方面で活躍しているだけに、衝撃が広がっている。番組では、病院前や渋谷署前からの生リポートを加え、手厚く報じた。

  • 市川猿之助さん(写真:Pasya/アフロ)
    市川猿之助さん(写真:Pasya/アフロ)
  • 市川猿之助さん(写真:Pasya/アフロ)

18日夜の部は中村隼人さんが代役に

   猿之助さんは1975年に四代目市川段四郎さんの長男として生まれた。1983年に7歳で二代目市川亀治郎を名乗り初舞台。2012年に四代目市川猿之助を襲名し、15年には「スーパー歌舞伎II『ワンピース』」を上演、ルフィ役を演じるなど歌舞伎界の新しい境地を開いて来た。

   野上慎平アナがパネルで紹介したのは、スポーツ報知が今月掲載した「歌舞伎特集」で、猿之助さんが将来について語っていた記事。「どこかで命を削っているのでしょう。休む間がなくても歌舞伎界の人気回復のためにはこの状況で走り続けるしかない」と語っていたという。

   猿之助さんが出演し28日に千秋楽となる予定の「市川猿之助奮闘歌舞伎公演」(東京・明治座)は、18日の昼公演を中止、夜の部は中村隼人さんを代役として上演した。

   芸能リポーターの山﨑寛代さんは「(公演は)『猿之助奮闘』とあるだけあって本当に奮闘されている」という。昼の部は歌唱もあり、先代の猿翁さんがスーパー歌舞伎をやるきっかけになったものを44年ぶりに復活しているという。夜の部は「6役早変わり」と「宙乗り」もあり、「猿翁さんを受け継ぐ使命を感じた」と話した。

   ハラスメント疑惑を報じた女性セブンは、記者が猿之助さんを直撃したのは5月15日だという。翌日は通常公演、17日は元々の休演日で、発売日の18日に事態が起きた。歌舞伎興行を手掛ける松竹は「パワハラやセクハラはあるべきではなく、会社としてしっかり対応したいと考えております。記事には、伝聞等不確かなこともあり、まずもって事実を確認したい」とコメントを発表した。

   広津留すみれ(バイオリニスト)「亀治郎さんの時代から芝居を拝見していた。ちょうど大学でも、ワンピース歌舞伎や『宙乗り』『早変わり』の映像を使って(自身の)授業をしたばかり。本当に衝撃しかない」

(コムギ)

◆厚労省サイトで紹介している、悩みをかかえる人の相談窓口(抜粋)
・いのちの電話 0570・783・556(10時~22時)、0120・783・556(16時~21時、毎月10日は8時~翌朝8時)
・よりそいホットライン 0120・279・338(24時間対応)=岩手、宮城、福島各県からは0120・279・226
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