厳戒G7広島サミット ドローン攻撃対策の新兵器「ジャミングガン」とは?(めざまし8)

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   司会の谷原章介が「被爆地・広島に初めてG7首脳が集まる広島サミットが明日5月19日(2023年)に迫りました」と、きょう18日の「めざまし8」で切り出した。続けて、西岡隆洋アナが「会場周辺の高速道や一般道ではすでに交通規制が始まっています。岸田総理への襲撃事件から1カ月、サミットとしては過去最大規模の2万4000人の警察官が集結し、日本の威信をかけた異例の厳戒態勢で臨んでいます」と伝えた。

  • G7で広島は厳戒態勢(写真はイメージ)
    G7で広島は厳戒態勢(写真はイメージ)
  • G7で広島は厳戒態勢(写真はイメージ)

「妨害電波を出し、自爆型にも有効」

   今日18日午前2時、広島市内の高速道路入り口が通行止めになった。警戒にあたる警察官の脇にはバリケードも準備されている。市内の交差点では信号待ち時間が4~5分と長くなっている。現地に飛んだ田中良幸リポーターは「ものものしい雰囲気です」と伝えた。こんな時間帯に厳重警備が敷かれた理由は、イタリアのメローニ首相がこの時間に到着したからだった。一時出席が危ぶまれたバイデン大統領も17日大統領専用機で日本に出発している。

   サミットのメイン会場となるグランドプリンスホテル広島のある宇品島へ向かう道路はバリケードで封鎖され、白バイやパトカー、警察車両が立ち並ぶ。佐賀県警、栃木県警と書かれたパトカーも多数止まっている。通過するには通行証が必要で、通行証があっても保安検査場で厳重な検査を受けてからでないと通過できない。

   今回の警備体制について、元警視庁警備部特殊部隊の伊藤鋼一氏は「岸田首相襲撃のような事件が再び起こることも想定し、管区機動隊の精鋭たちが全国から集められている」と解説した。田中リポーターによると、会場周辺にはドローンや気球も飛んで警戒に当たっている。路面電車も宇品島入り口の停車場には止まらずに通過していきます。近隣住民は月曜から不便な生活が続いていると話しています」と伝えた。

   厳戒態勢ぶりのリポート映像を見た谷原が「住民の方は大変でしょうが、サミットですから厳戒態勢は必要ですよね」と問いかけると、元榮太一郎弁護士は「各国首脳が集まる国際的な会議ですし、警備は必要で、安全に進める必要がありますね。地域生活者や観光客には丁寧な説明が大事になります」とコメント。

   西岡アナが警備の詳細を"陸・海・空"別に整理して説明しながら、「モスクワのクレムリンが攻撃されたようなドローン攻撃対策で、特殊機器『ジャミングガン』が全会場に配備されています。軍事ジャーナリストの井上和彦さんによると、このジャミングガンは妨害電波を出して、ドローンを強制着陸させてしまうもので、自爆型ドローンにも有効だということです」と伝えた。

   実業家の大空幸星は「警察官の制服がポイントだと思ってる。今の制服は1994年に親しみやすさをテーマにデザインされたものですが、これだとしっかりとした警備と矛盾してしまうので、警備する警察官の制服は変えて、見せる形の警備にする必要があるのでは」と、ちょっと意外な指摘をした。

(バルバス)

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