東京電力など電力会社7社は来月6月(2023年)から電気料金を値上げする。東京電力14%、北陸電力42%、沖縄電力38%など大幅だ。家計の負担増はどのくらいになるのか、節約テクニックはないかと、けさ18日(5月)の「ZIP!」で司会の水卜麻美が「よミトいた」
水卜アナ「冷蔵庫は中身を半分にすると...」
まず、どのくらいに値上げになるのか。東京電力で見ると、都内の集合住宅に住む標準的(30アンペア・260kWh)な3人世帯では、5月には6809円だった電気料金が、同じ使用量だったとしても6月からは7690円と881円も上がる。いや、夏はエアコンをガンガン使うから、こんな負担増では済まないだろう。あとは何とか節約するしかない。
水卜「夏の消費電力の6割はエアコン、冷蔵庫、照明器具だそうです。そこでエアコン。資源エネルギー庁によりますと、冷房設定温度を27度から28度にすると、年間約940円の節約になります。付けている時間を1日1時間短縮すると年間約580円の節約です」
節約アドバイザーの和田由貴さんは、「頻繁につけたり消したりする方が電力がかかる。30分ならつけっぱなしの方がいい」「窓が熱を持ってしまうと部屋を温めてしまう。カーテンより、すだれや日よけターフなど外側の対策の方が効果は大きい」とアドバイスしている。
水卜「冷蔵庫は中身を半分にすると年間約1360円の節約。掃除機は部屋を片付けてから使うことで、つけている時間を1分短縮でき、年間約170円の節約になります」
その程度かとお思いかもしれないが、電気料金の値上げは今回で終わりではない。「電気料金値上がりを抑えるための政府の激変緩和措置は、9月使用分から半額になり、10月以降は継続するか未定です」(水卜)という。ちりも積もれば......。節電習慣を身につけた方がよさそうである。
(カズキ)