日本列島はきょう17日(2023年5月)も各地で夏日・真夏日となっているが、この暑さ、いつまで続くのか。そして、今年はどんな夏になるのか。「ZIP!」お天気担当の小林正寿(気象予報士)が解説した。
「真夏が早めに...」
まず急に真夏の暑さになった原因を、小林は「南高北低の気圧配置になって、大陸から季節外れの暖気がやってきたためです」と説明した。東京はきょうは31度、明日は33度まで最高気温が上がると予想されている。ただ、高気圧は次第に日本列島から遠のいていくので、金曜、土曜の曇りや雨をきっかけに、この暑さは収まっていく予報だ。
小林が申し訳なさそうに伝えたのが、今夏の予想だ。「真夏が早めにやってきます。ラニーニャ現象の影響がまだ残っているからです」という。森圭介アナが補足する。「ラニーニャ現象で南米沖の海水温が低くなると、日本の南の海が暖かくなります。この影響で太平洋高気圧が張り出して、日本では猛暑だったり、大雨になるということです」
小林「気象庁が発表した6月予報では、東日本と西日本は気温は高め。北日本は平年並みか高めです。ただ、梅雨の晴れ間に猛暑日がありそうです」。今年も暑い夏を覚悟した方がよさそうだ。
(カズキ)