6月(2023年)にもまた家庭向け電気料金が値上がりしそうだ。大手電力7社の値上げ申請に反対してきた消費者庁のアドバイザー会合が容認姿勢に転じ、経済産業省は6月からの値上げ認可で調整していると、5月16日の「THE TIME,」が伝えた。そこで「月3500円の節約に成功した家族に節約術を聞きました」と司会の安住紳一郎アナウンサーが取り上げた。
「イタチゴッコのように...」
4月時点の値上げ申請幅は、北陸電力46.9%から東京電力の17.6%まで。その後、電力会社間のカルテルやお客情報の漏洩などの不祥事がつづき、消費者庁は経産省に厳しい審査を求めてきた。今回は「電力会社は高コスト体質である」と批判・改革を前提にしながらも事実上のゴーサインで、値上げ幅を改めての申請を経て認可の方向とみられる。
安住「政府の負担軽減策のイタチゴッコのように値上げが行われる電気料金ですが、6人家族のさなえさん(37)は節約に取り組んでいます」
その主婦、さなえさんの「できるだけ電気代を使わなくても涼めるような対策」は、まず窓から。アルミシートを貼り、窓枠にホームセンターで買った断熱材をはめる。これだけで「4度から5度ぐらい下がる感じで、ぜんぜん違います」という。
小型扇風機を部屋の四つ角に置き、反時計回りに空気を循環させるのも有効とか。さらに、太陽光発電と雨の日は日中より安い夜間電力で電気で大容量バッテリーを充電しておき、ドライヤー、洗濯機、テレビなどに使う。こうして今年3月の電気料金は7481円と、1年前の1万1036円から大幅に節約できたそうだ。
安住「みなさん、マネできるでしょうか」
(あっちゃん)