けさ11日(20213年5月)のZIP特集は、「なぜ人気? こんなところに食品コーナー」だった。いま雑貨店や書店が食品を販売するようになっていて、これが結構売れているのだという。岡本涼香リポーターが取材に出かけた。
まず、東京・渋谷の「3COINS」原宿本店には、「ありました。ごはんマークが。レトルトカレーもあるし、本格ビビンバもあります」(岡本)。棚にはお菓子やご飯にピタリのおかずまで80種類のオリジナル食品が並んでいた。客の親子連れは「芋けんぴとあんドーナツを買ってしまいました」と見せる。ほかにも、ご飯にかけるだけの「ガパオライス」やビン詰めの「焼きさばあご出汁」なども売っている。
「私も買ってみよ」
経営コンサルタントの坂口孝則氏は「これは『クロスセル』という販売戦略で、ついで買いを狙っています」と解説した。なるほど、さっきの親子連れも、子ども用のプールグッズを買いに来たのだが、ついでにお菓子も買ってしまったと笑う。
埼玉・さいたま市のホームセンター「カインズ浦和美園店」では産直野菜が売られている。これがまた安いのだ。取材の日はグリーンリーフ38円、れんこん150円、大根130円、チンゲン菜108円だった。
書店の「TSUTAYA BOOKSTORE MARUNOUCHI」には、雑誌ラックの隣にお菓子コーナーがあった。「丸ごとなつめチップ」「トリュフ味のポテトチップス」「はちみつ紅茶」「九州純バタークッキー」など、ちょっと贅沢なお菓子や飲み物など約7000種類が並んでいる。坂口氏によると、ワンランクアップの消費を狙ったもので、「節約志向の方々も、本とかDVDを楽しむと同時に、どうせだったらもうちょっと高いものを買ってみたいという心理に応えているんです」
木曜パーソナリティーの鈴木福(タレント)「本屋さんで、ついついこれも読みたいって手に取っちゃうじゃないですか。あの感覚で買っちゃう気がします」
司会の水卜麻美「ホント、つい買ってしまうものって食品ですよね。私も買ってみよ」
(カズキ)