NHK教育テレビ(現NHK Eテレ)の教育番組「できるかな」(1970年4月~1990年3月放送)の「ノッポさん」として知られる俳優の高見のっぽさんが、2022年9月に心不全のため88歳で亡くなった。23年5月10日、NHKなどが報じた。
「できるかな 大好きだったよ」
ノッポさんは番組内で一言もしゃべらず、ジェスチャーだけで意思表示をするキャラクターだったが、1990年3月6日放送の「できるかな」最終回で言葉を発していた。NHKニュースのツイッターアカウントが、「ノッポさんが番組内でしゃべった貴重なシーンです」としてその映像を公開。ノッポさんは「はぁ~!あーあ、しゃべっちゃった。ええ、今日はね、特別なんです」と話していた。
あわせて、2022年6月放送の「ひるまえほっと」に高見さんが出演した際、「できるかな」最終回について「『しゃべっちゃった』っていうのは、最後のご挨拶としては、とても自分が思っている以上に皆さんにぴしっといったんじゃないかと」と語っている映像も公開された。
「できるかな」を見ていた人々からは、
「子供の時リアルタイムで見てた のっぽさんが喋った時もリアルタイムで見てた オープニングテーマも今でも歌える ご冥福をお祈りします」
「あああ...のっぽさん......最後しゃべったの幼子心に衝撃でした できるかな大好きだったよ」
「小学生だった長男が『のっぽさん、喋れるんだ!!』と衝撃を受けていた『できるかな』最終回。お疲れ様でした。安らかに」
などのコメントが寄せられている。
(TT)