「銀座の高級腕時計店で発生した強盗事件。新たな独自映像を入手しました」とMCの谷原章介が切り出した。10日(2023年5月)の「めざまし8」は、犯行後に細い路地に行き詰まって車を乗り捨て、全力疾走で逃走する4人の男たちの姿をとらえた映像を流した。
西岡孝洋アナは「さらに、逮捕された4人は高校生を含む16~19歳。全員が10代だったことが分かりました」と伝えた。
谷原章介「同年代の子を持つ親として...」
元埼玉県警捜査一課警部補の佐々木成三氏は犯人たちの逃走ルートや映像を確認した上で「これは焦っている。車も後ろのバンパーが外れているので、何度か進路を変えようとした。土地勘がない。行き当たりばったりで逃げているという感じ」と分析した。
佐々木氏は男らの身なりにも注目。「ちょっとびっくりしたのが、目出し帽を持っているのに仮面をかぶったんだということ」と話した。銀座の店舗を襲撃した際には白い仮面をつけていたのに、逃走時の映像では黒い目出し帽をかぶり、白い仮面は車のすぐ脇に捨てられていたのだ。
「本来、逃げる時に仮面を置いていくということは考えられない。自分たちのDNAが付いていますから」とした上で、佐々木氏は第三者の存在を指摘した。
「持って逃げたってことは、目出し帽は自分たちのものだと思うんです。仮面を置いていったのは、自分たちで用意したものではない可能性がある。バールやナイフ、仮面を用意した人物は誰なのか。逃げている人物の可能性もゼロではない」
犯罪ジャーナリストの多田文明氏は「最近、タタキ(強盗)の実行犯として若者が狙われている」と話す。10代はフットワークが軽く、社会経験が浅いので指示に従わせやすい。さらに「『高額を稼げる』と持ち掛けるのが容易」というのがその理由だという。
谷原「(実行犯と)同年代の子を持つ親として(指示役に)使い捨てにされるのは本当にもう...言葉にならない。これ、少年法の範ちゅうで収まりますか?」
若狭勝(弁護士)「18歳、19歳はもう成人に近いという形で少年法はすでに改正された。強盗は初犯であっても一発で実刑になる可能性が高い。安易に手を染めると人生めちゃくちゃになるほど重い罪なんだということを認識すべきです。親も子も」
(ピノコ)