台湾で「Qグルメ」が大人気だという。今日9日(2023年5月)の「THE TIME,」が、日本であまり伝えられていない話題を紹介する「週刊!世界のニュースまとめ」のコーナーで取り上げた。
食感との関係
「日本の皆さん、ザオアン(おはようございます)。今日も元気にゾウバ(いってみよう)!」と、笑顔で登場したのは台湾のユーチューバー、リンリンさん。いま話題のドリンク店で一番人気は、「百香雙Q果(バイシャンシュアン・キュウグゥオ)です」と牛乳パックほどの大きさのドリンクボトルを示した。
オレンジ色をしていて、おいしそうだ。「中にタピオカとナタデココがいっぱい入っているから、本当にモチモチしていて絶妙のコラボです」とリンリンさん。ただ、「気になるのは漢字の名前の中に一つだけアルファベットの『Q』が入っていること」とナレーションがかぶさる。
リンリンさんは「台湾には、『Q』が入った食べ物がたくさんありますよ」と屋台を回る。行列ができていたのは「QQボール」だといい、サツマイモにタピオカを混ぜ、たこ焼きほどの大きさに丸めて油で揚げたものだ。揚げたてをほおばり、「ほんとに中がモチモチしているんですよ」。
さらにコンビニでも『Q』が書かれた商品がいっぱい置いてあるといい、グミや寒天パックなど、買ってきた商品を手にいっぱい持って紹介した。
『Q』の意味は、「弾力のあるモチモチ食感」のこと。なぜアルファベットを使うのか、リンリンさんは「台湾語の漢字がないんですよ」という。つまり、元々の台湾語では粘り気のことを「キウ」と発音していて、それに当てはめる漢字がないため『Q』で表記されるようになった、ということのようだ。
「台湾では『Q』を見かけたら、モチモチしておいしい食べモノやでー。ぜひ味わってみてください」
(コムギ)