NHKの大河ドラマ「どうする家康」5月7日(2023年)放送回。信玄(阿部寛)の大軍が次々と徳川の拠点を真っ赤にして制圧してしまった。早い早い。どうすることもできない家康(松本潤)だが、ここは信長(岡田准一)を頼るしかない。(ネタバレあり)
木彫りウサギを...
ところが信長も朝倉との一戦で猫の手も借りたい状況。家康が5000兵の加勢を依頼したが、3000兵を借りる事に。
いよいよ武田本軍と激突することになるが、その前に家康にはやっておかなければならないことがあった。瀬名(有村架純)に会いに行くことだ。「一目会っておきたくてな」久しぶりに再会できたふたりの場面。家康が純粋なまま、気弱な部分も含めてすべてさらけ出せるのは瀬名だけである。
武田信玄(阿部寛)からの伝言「弱き主君は罪悪なり、滅ぶが民の為なり」という声が脳裏で鳴りやまないのだろう。また家康自身もその弱さに気付いている。乱世に弱い心は必要ない。その弱さを封じ込めるように作った木彫りウサギを瀬名に託した。
瀬名に話しかける松潤家康の表情は、戦場とは全く違ってやさしく、素直な気持ちで語りかけているのがよくわかる。また以前の少年のような可愛らしい表情から父としての凛々しい視線に変化したのも見逃せない。
岡崎城を「夢のような」といった家康。城から望む風景を目に焼き付けた。また瀬名も家康の気持ちをすべて察して「殿の優しい心を取りに来て下さいね」と。そして黙ったまま戦場へと向かう家康。最後は目も合わさず瀬名を振り返ることはなかった。このわずかな沈黙に嫌な予感がよぎったのだが...。「瀬名は弱さや優しさのある殿をまるっと愛しておられるのよね」「瀬名殿と家康が仲いい映像があるほど不安になる前半」「今回の松潤家康の決意が一層際立ってたなぁ」など瀬名と家康の2人の場面ではネットでも反響があった。
ついに浜松城に攻め寄せてきた武田本軍だが、なんと素通りするではないか。大混乱の家康軍。籠城か攻撃かまたもや選択の危機。そして攻撃開始を決めた家康だが、人生最大のピンチ三方ヶ原での合戦へ。阿部信玄のデッカイ声で始まったかと思ったら、ところがどっこい合戦場面もなく、次の場面では兵士があちこち倒れているだけ。姉川のようにあっさり終わるの?嘘でしょう?ってところで次回へ続く。シン・三方ヶ原がある模様。次回に期待だ。
(Y・U)