この3月(2023年)に生まれた男の赤ちゃんの名前で、最も多く使われた漢字は「翔」だったという。いうまでもなく、大谷翔平の影響が大きそうだ。けさ5月3日の「ZIP!」は、「名前」を大調査した。
同じ漢字でも読み方に...
いま30代後半から40代前半の男性に多い名前は「大輔」。プロ野球選手、荒木大輔が活躍していた時期に生まれた人たちだ。「大輔」は1980年から1986年まで人気の名前1位だった。
女性の30代に多いのは「まい」。こちらは1987年から8年連続でトップ10入りだった。木原実優リポーターが街で30代の女性に聞いてみると、「私は麻衣なんですけど、同じクラスにまいが3人いました」と話す。芸能人でも、浅田舞、白石麻衣、わたなべ麻衣らがいる。
そうした名前の流行が2000年代に入って大きく変わった。同じ漢字でも読み方に凝るようになったのだ。たとえば、大翔を「ひろと」「はると」「たいしょう」、結愛を「ゆあ」「ゆうあ」「めいあ」といった具合である。そこで起こった問題が、「読めない。聞いてみて初めて、ええ、そうやって読むんだというのが多いですね。先生は大変そう」(30代保護者)ということだった。
それならばと、「ふりがな印鑑」が登場。大阪・此花区の「城山博文堂」で売られているもので、濱村春香リポーターがさっそく購入に。押してみると、「そういうことか。漢字の後ろにふりがなが透けています」というものだった。丸いハンコで名前が漢字で押されるのは同じだが、その下にふりがなが透かし彫りになっていた。「ZIP!」司会の水卜麻美の「麻美」という印鑑を押してみると、「あさみ」と入っていた。
下の名前で印鑑を作って銀行の通帳などに使う女性が多いという。苗字が変わっても、再登録の必要がないからだ。水卜アナは「麻美」の印鑑、欲しそうそうだった。
(カズキ)