「背景は、深刻な人手不足です」ときょう3日(2023年5月)の「モーニングショー」で、MCの羽鳥慎一が切り出したのは、ゴールデンウィーク(GW)に休業や時短営業を余儀なくされる飲食店が続出しているという話題だ。
番組が取材した牛丼チェーン「吉野家」の目黒駅前店(東京・目黒)は2日、夕食時前の午後4時に閉店。知らずに訪れた客は残念そうに帰って行った。通常は午前6時から午後11時まで開店しているが、当面の間、午前7時から午後4時までに時間を変更している。さらに3日から7日までは終日休業するという。
時短や稼働部屋数減少も
吉野家はGW中、都内193店舗中47店舗で時短や一時休業する。吉野家広報は「春はパートアルバイトの入れ替わりの時期であり、毎年人手不足の状態。加えて、長期休暇やシフト変更の依頼が多く、人員を確保できなかった」と説明する。
回転ずしチェーンの「すし銚子丸 三鷹店」も、3日から7日まで店内飲食の営業を休止する。スタッフの休暇が多く、人員を確保できなかったという。
また、山梨・鳴沢村の旅館「じらごんの富士の館」も人手不足のため、108部屋中27部屋は稼働できていない。支配人は「2年近く前から募集はかけているが、入ってもすぐ辞めてしまう」と話す。
「きのう発表された最新のデータです」と森山みなみアナウンサーが伝えたのは、帝国データバンクがまとめた「非正社員 人手不足割合の推移」。飲食店では2020年4月には16.4%だった人手不足割合が23年4月は85.2%に。旅館・ホテルも6.9%から78%へと増加している。
コメンテーターの安部敏樹(リディラバ代表)と玉川徹(テレビ朝日社員)は、吉野家の牛丼で盛り上がった。
安部「困りますよ、吉野家が開いてくれないと」
玉川「学生の頃、徹夜明けに食べる吉牛(吉野家の牛丼)ほど美味いものはなかったもんね。1カ月に1回ぐらい、どうしても食べたくなる」
安部「わかるー!」
(キャンディ)