連休混雑、中国もスゴいコトに 映像見た羽鳥慎一の感想と思い出

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   中国でも4月29日(2023年)から、労働節(メーデー)の5連休が始まった。2.4億人が大移動する見込みで、万里の長城は人波のラッシュで下りられず、シルクロードは観光客が乗るラクダの列で大渋滞となった。5月2日の「モーニングショー」が特集した。

  • 観光客が各地に(写真はイメージ)
    観光客が各地に(写真はイメージ)
  • 観光客が各地に(写真はイメージ)

入場をあきらめて帰る観光客も

   先月30日に中国北京から投稿されたSNSの映像には、「下りようにも下りられないじゃないか」。万里の長城の通路は満員電車並みの人でごった返し、広場も人で埋め尽くされた。

   四川省の成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地には29日、長い行列ができた。お目当ては、「おにぎり顔」のファーファ―(花花)。3日間で約18万枚の入場券が完売した。2時間並んで見られるのはわずか3分間。

   北京の「故宮」では、あまりの人の多さに入場をあきらめて帰る観光客が続出した。入口わきの長く赤い壁は「映えスポット」となり、写真撮影する人があふれた。敦煌の砂漠は、観光客がまたがるラクダの列で大渋滞。古くはシルクロードの拠点として栄えたが、今はラクダに乗るツアーが人気だ。1万人以上の観光客が訪れた。

   河南省の林州では、断崖絶壁の上にせり出した板のような「度胸試しの岩」で、記念写真を撮るのが名物だった。岩の先に座り込む人や、四つん這いになっておそるおそる先端に近づく人。岩の上でダンスをする女性3人組もいた。

   しかし、先月11日、この岩は重機で落とされてしまった。地元当局によると、「岩の根元には亀裂が入っており、以前から立ち入り禁止の看板を設置していたが、従わない人がいるため壊しました」。

   中国人の海外の人気旅行先は1位がタイで2位が日本だ。中国政府は、大型連休に合わせて水際対策を実施。29日からの入国者には「PCR検査を廃止、抗原検査のみ」にした。ただし、日本への団体旅行は許可しておらず、海外旅行後に帰国する中国人に配慮したようだ。ちなみに、日本も29日からの入国者には、陰性証明などの提示を求めていない。

   MCの羽鳥慎一「(故宮の混雑を見ながら)ちゃんと並んでいるのかな。08年の北京五輪では、だれも並ばなくて、永久に順番回って来なくて、そのままだと買えないよと言われて、うわあっと買いに行きましたよ。あの時は並んでいなかった」。

   コメンテーターの玉川徹(テレビ朝日)は「先週の金曜に取材で京都へ行ってたが、白人系の人がほとんど。ここに中国の団体客が入ったらあふれますよね。バスの一日券やめるんですよね。9割が観光客で、地元の人がバスを使えない。ぼくが(学生時代)いたころの静かな京都でなくなった」

(栄)

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