最年少市長、女性議員の活躍... 森圭介アナ「年齢、性別がニュースにならないようになるのが一番かも」

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   衆参5つの補欠選挙と統一地方選の後半戦が4月23日(2023年)、行われた。地方選では注目すべき変化も起きている。今日25日の「ZIP!」ではスタジオに専門家を招いて詳しく話を聞いた。

   注目ポイント1つ目は史上最年少26歳の市長誕生。兵庫県芦屋市長選で当選した高島りょうすけ氏。1997年2月生まれで東京大学退学を経てハーバード大に入学し、2017年に外務省・経済産業省でインターンシップ。19年に芦屋市役所でインターンシップを行い、芦屋市での市政を志したという。22年ハーバードを卒業、今回の芦屋市長選に「芦屋を世界で一番住み続けたい街に」と立候補した。

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「少子化が地方選の大きな論点に」識者指摘

   白鳥浩教授(法政大学大学院)「政策も良かったんですが、なにより若いということ。SNSを駆使した選挙がうけたのではないか」

   水卜麻美アナウンサー「SNS世代は選挙になかなか足が向かない人も多いかなと思うんですが、そういう方が投票に行くのにつながったということですか」

   今回、投票率は55.11%と前回の48.69%から6.42ポイント上昇している。

   白鳥浩教授「SNSはどこにいても連絡ができ、訴えることができる。この方はTikTokをよく使っていて、面白い投稿も多かった。若い世代が投票に行ったことで投票率を押し上げた」

   山下健二郎(ダンサー、俳優)「短い時間でわかりやすく、ダイレクトに入ってくる感じがする」

   もっとも、懸念すべき点もあるという。

「市議も県議もやっていないわけで、若い市長ゆえの経験不足もあると思う。これまでにない新しいことに挑戦できるが、議会をうまく回せない可能性もある。市長がやりたいことがあっても議会を通らないと新しい政策ができない」(白鳥浩教授)

   もう一つのポイントが女性議員の躍進だ。今回、すべての市議選当選者の女性割合が21.95%と初の20%超え。女性当選者数も1457人と過去最多となった。東京・武蔵野市、東京・杉並区、兵庫・宝塚市では定数の半数が女性議員。東京の区長選では、北区、豊島区、江東区で新たに3人の女性区長が誕生、現職3人と合わせて女性区長が過去最多の6人となった。

   白鳥浩教授「少子化が地方選の大きな論点になった。子育て世代のママさん候補がフィットした。逆にいうと男性候補も子育て政策をアピールしなければいけなかった」

   山下健二郎「海外は女性議員が多いイメージがある。日本はいままで少なかった」

   白鳥浩教授「やっぱり政治は男のものみたいなイメージが先行していたんじゃないか。これからは女性も男性もともにパートナーとして社会を作っていく、そういう時代に変わっていくんだろう。そのきっかけになる。男性ばかりだと気がつかないことも、女性ならでは気づくこともある」

   森圭介アナウンサー「今回、最年少市長、女性議員の活躍とかいいましたけど、こういった年齢、性別がニュースにならないようになるのが一番かもしれません」

(みっちゃん)

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