ビーチで「不法占拠状態」男性の言い分 風間晋・フジ解説委員「一言で言えば身勝手」

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   沖縄県宮古島の人気ビーチで、無許可で小屋を建てレンタル店を営業している男性がいて、苦情が殺到しているという。「宮古島市は『不法占拠状態』として注意を呼び掛けていますが、男性は無視し続けています」と、今日20日(2023年4月)の「めざまし8」で、酒主義久・情報キャスターが切りだした。

   この場所は、宮古島の中心部から30分ほどの「中の島ビーチ」。2島からなる宮古島にできた「伊良部大橋」が開通したことでアクセスがよくなり、人気が急上昇しているという。海は透明度が高く、絶好のシュノーケリングスポットだそうだ。

  • 観光への影響は?(写真はイメージ)
    観光への影響は?(写真はイメージ)
  • 観光への影響は?(写真はイメージ)

市側は法的手続きも検討

   スタッフが現地に行くと、ビーチに降りる一本道の途中に白とオレンジ色の小屋2棟があり、水中マスクのレンタルや、飲み物などを販売していた。小屋の前にいた男性は、観光客に「足元注意してください」「道の奥200メートルは危ないから行かないように協力お願いしますよ」と声をかけていた。

   ビーチの所有者である宮古島市は今月14日、市の職員と警察が男性のもとを訪れ、不法占拠状態の解除を求める「行政指導」を行った。市によると、無許可営業は2016年ごろから始まり、再三にわたり口頭で注意してきたという。さらに、男性がビーチへの入場料をとるという看板を設置したため、市の観光課には一日に20件余の苦情電話があったという。看板はすでに撤去されているが、地元のマリンガイドは「入場料払わなければジュースやかき氷を買って行けとか、それが嫌ならくるんじゃねえとか言われた」と明かし、ガイドしたいなら30万円納めろなどと要求されたこともあるという。

   番組が男性を直撃すると、9年ぐらい前から営業しているといい、「仕事がないから。(ここが)観光地になると思った」と悪びれる様子もない。「違法とは思っていない。許可を申請しようとしたら、申請は受理できるけど許可は出せませんって。それで違法っておかしいでしょ」「ずっと続けますよ。当たり前やん、どうやって生活するの」。

   市は「観光のイメージダウンにつながるので、早急に改善したい」として、今週中にも文書で撤去要請し、法的手続きも検討しているという。しかし、裁判所に提訴しても判決が出るまで2カ月、そこから強制執行をするには1カ月はかかるとみられ「実際には3カ月ほどかかるんですね」と酒主キャスター。解決にはなお時間がかかりそうだ。

   風間晋(フジテレビ解説委員)「一言で言えば身勝手。この人の発言には島や海に対する愛が感じられない。一方で、面倒にしてしまったのは宮古島市という部分もあると思う。何年もこういう状態を放置してはいけなかった」

(コムギ)

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