「育休刑事」前田敦子がキレッキレ! 「かしましめし」ヒロイン役との落差が「圧巻」

   ドラマ10「育休刑事(デカ)」(NHK総合)が4月18日(2023年)にスタートし、主人公・秋月春風(はると、金子大地さん)の姉、吉野涼子を演じる前田敦子さんの演技に注目が集まった。(ネタバレあり)

   育児休暇中の男性刑事が事件に巻き込まれ、「赤ちゃんの育児中」だからこそ気付いたヒントをもとに事件を解決していくライトミステリーだ。

  • 前田敦子さん(2013年撮影)
    前田敦子さん(2013年撮影)
  • 前田敦子さん(2013年撮影)

「死体は鮮度が命だから!」

   春風は息子の蓮(名和咲陽さん)を抱っこひもで抱っこし、大学の法医学教室で准教授を務める涼子が他の准教授から送り付けられたプレゼントを質屋に持って行くのに付き添ったが、その質屋で強盗事件が発生。犯人が持っているのはモデルガンだったが、裏から銃声が聞こえ、その後本物の銃を持った紫色の帽子の男が現れ「じっとしてろ!」とすごんで再び裏に下がった。涼子が裏口から風が入ってきていることに気付き、春風がバックヤードに入ってみると、強盗犯の灘大聖(影山徹さん)が射殺されているのを発見する。

   涼子はその場で

「後頭部から前頭部に抜ける貫通銃創。後頭部の射入口に火薬が付着してるから1メートル以内から撃たれている。抵抗した形跡はないから後ろからいきなりバチュン。死体所見からさっき聞こえた銃声で間違いない」

   と推理してみせた。

   その後一行は春風が所属する捜査一課の4係へ。刑事の浅沼翔(きづきさん)から「今後は鑑識到着前にホトケに触るのやめてくださいね」と注意された涼子は、「触ってはいないから。どうせ司法解剖になったらうちの研究室に回ってくるんでしょ?死体は鮮度が命だから!」と手を叩いて広げながら返し、翔から「刺身みたいに言わないでくださいよ!」とツッコまれていた。

「古畑任三郎」のような語り口

   第一発見者となった春風は、育休中だが捜査に参加することに。質屋の店主、石森正臣(片岡鶴太郎さん)を疑った春風は、涼子と連れ立って改めて店を訪れる。

   涼子は茶色のキャスケット帽にジャケットという出で立ちで、

「紫の帽子の男はー、あの場にいたー、あなたしかー、考えられないんですよー、石森さん」

と、「古畑任三郎」のように語尾を伸ばした語り口で協力した。

   涼子はドラマ公式サイトでも「変人」と紹介されていて、大きなリアクションが目立ったり、事件に巻き込まれても陽気なノリを保っていたりと、「癖が強い」印象だった。

   演じる前田さんは放送中のドラマ「かしましめし」(テレビ東京系)では繊細な主人公の小田千春を演じていて、ツイッターなどでは

「やたら圧が強い姉役の前田敦子、キレッキレだな。全力古畑任三郎とか、心の弱った『かしましめし』ヒロインとの高低差が」
「振り切ってるあっちゃんもよいな。月曜日かしましめし 火曜日育休刑事 と違う顔のあっちゃんが見れるのいいな」
「かしましめしの演技が素晴らしいと思ってた前田敦子、180度違うキャラクターで圧巻ですわ」

と、同時期に全く異なるキャラクターを演じる前田さんへの称賛の声が上がった。

(TT)

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