マンションの話題が好きな「モーニングショー」がきょう19日(2023年4月)取り上げたのは、「ニューリッチ」と呼ばれる日本人の若い世代。これらの人たちの間で、家賃300万円超の高級賃貸マンションや、数億円という新築マンションが人気なのだという。
板倉朋希アナウンサーが取材した東京・西新宿の住友不動産の高級賃貸マンションは、会議室のようなガラス張りの55畳のリビングやゲスト用の風呂がある約300平方メートルの2LDKで、家賃は月300万円以上。
「『三井のすずちゃん』じゃなくて...」
いったいどういう人が借りるのか。住友不動産の高級賃貸マンションの入居者は86%が日本人だといい、担当者は「日本人の経営者や起業家の方々のなかに、高級賃貸マンションをあえて選ぶという層の方が増えてきていると実感しています」と話していた。
一方、首都圏では新築マンションの平均価格も高騰しており、ことし3月には過去最高値の1億4360万円と初めて1億円を超えた。東京23区の平均価格は2億円を超えており、バブル期をしのぐ勢いだという。新築マンションの平均価格を押し上げた物件として、板倉アナが紹介したのが三井不動産の「三田ガーデンヒルズ」。第一期販売の平均価格が4億円台というが、ほぼ完売だという。
経済評論家の加谷珪一氏によると、現在の高級マンションは昔からの富裕層に加え、ニューリッチと呼ばれる層をターゲットにしているという。ニューリッチとは、資産1億円以上、年収3000万円以上。ITなどベンチャー企業の経営者や投資家が多く、一代で財を成した30~40代などが多いそうだ。
「どうですか、住宅大好き玉川さん」とMCの羽鳥慎一から向けられた玉川徹(テレビ朝日社員)は、「きょうは住宅評論家として来ています」と胸を張り、「三田ガーデンヒルズも注目していました。正面に向かっている棟がパークマンションといって、三井の中でもブランド中のブランド。ここだけさらに高いんです。立地的にも素晴らしいマンションですよ」と立て板に水のコメント。
これに羽鳥は「『三井のすずちゃん』じゃなくて、『三井のタマちゃん』ですね」。俳優の広瀬すずが出演する三井不動産のCMにひっかけ、うまくまとめていた。
(キャンディ)