「空巣」はひと昔前、今は「在宅中狙った強盗」 対策は?(ZIP!)

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   『空巣』なんてひと昔前のことで、いまは在宅中を狙われるという。けさ19日(2023年4月)の「ZIP!」トップニュース解説のコーナーで、森圭介アナが伝えた。

  • 防犯対策を(写真はイメージ)
    防犯対策を(写真はイメージ)
  • 防犯対策を(写真はイメージ)

森圭介アナ「どういうことなのでしょうか」

   森アナは「近年、強盗が凶悪化する中で、在宅中だから狙われるということなのですが、どういうことなのでしょうか」と、元大阪府警刑事の中島正純氏に聞く。

   中島氏「いままでの犯罪というのは、家の人がいないときに空巣という形で入って、おカネを盗むということだったのですが、今は逆に、家の人がいる時に入って、金品を奪うということになっているんですね。なぜかというと、家の人に案内させてお金を取る方が手っ取り早いからです」

   空巣はどういうところに金品が保管されているかという経験や勘、周辺にも気づかれないように侵入する技術など、それなりに『プロの仕事』なので、闇バイトで集めた連中にはできない。そこで、いきなり押し込み強盗ということなのだ。

   森アナ「対策とか対応とかで、気を付けたいことがあれば教えてください」

   中島氏「まずは家の中に入られないようにするということですから、『見える防犯』が有効になります。家の前に防犯カメラを仕掛けていただくとかです。これはダミーでもかまいません。あと、『警戒中』『防犯カメラ設置』といったシールを、玄関とか裏口、入られやすい窓とかに貼っていただきたいです」

   窓ガラスに割られないようにする防犯フィルムを張ったり、ドアや窓を「2ロック」にすると侵入犯はあきらめるという。万が一、入られてしまったら、携帯電話で110番して、しゃべらなくても、そのまま布団や机の下に放り入れておけば、警察はGPS機能(設定等要確認)で確認して駆けつけてくれるという。人を見たら泥棒と思えなんて言うが、空巣なんてかわいいものという時代になってしまった。

(カズキ)

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