NHKの大河ドラマ「どうする家康」4月16日(2023年)放送回。信長(岡田准一)と共に、朝倉義景との戦に臨んだ家康(松本潤)。その裏では浅井長政(大貫勇輔)が義兄・信長を裏切ると謀反を決意していた。浅井と朝倉の軍勢の動きに、裏切りの可能性があると気づいた家康。浅井・朝倉に挟み撃ちにされれば、織田・徳川連合軍はひとたまりもない。(ネタバレあり)
撤退案めぐり...
家康は、胸騒ぎがして仕方がない。家臣らと相談して撤退すべきだと信長に進言した。ところが信長の怒りのマグマが沸々としてついに「俺は将軍と朝廷のために戦っている!お前も俺を信じぬのか!」と激昂してしまう。
信長の前ではいつも犬のチワワのようにブルブルと震えていた家康だが、この時ばかりは「お前の心の内など分かるか!」と引き下がらない。窮地に立たされている信長を助けようという思いがあるからだ。さらに勢い余って「アホ!たわけ!」と騒いだ。
家康自身は気づいていないのかもしれないが、信長の愛情を肌で感じているからこそこぼれてしまったのだ。つまり「愛されているから大丈夫」ってこと。その家康の態度に「出てけ!」と激怒した信長だが、これまた孤独と共に生きている信長の家康愛が露呈した形だ。「お前にだけは俺のことをわかってほしい」ってことだわな。
しかし岡田信長、目がうるんでいたような。その表情に驚いた。この信長の態度にネットでも「白兎に言われると涙目になっちゃう岡田准一信長」「岡田信長の涙に胸がズーンっとなった」など反響が寄せられていた。
お市(北川景子)のために命がけで釜ヶ崎までを駆け巡った侍女・阿月(伊東蒼)が、家康に「おひき候へ...」とかろうじて伝えた浅井の裏切り。次回はいよいよ姉川の戦いへ。合戦の場面はさすがNHKと臨場感のある場面も楽しみだ。
(Y・U)