「岸田首相に爆発物」容疑者 地元住民が語った「父親との関係」(モーニングショー)

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   和歌山市の漁港で演説をしようとした岸田首相に爆発物を投げ、威力業務妨害の疑いで逮捕された木村隆二容疑者(24)は、どんな人物だったのか?「無気力」「小学校ではやさしい」「中学校でいじめに」。「親子関係は?」。17日(2023年4月)の「モーニングショー」が特集した。

  • 捜査が進んでいる(写真はイメージ)
    捜査が進んでいる(写真はイメージ)
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「家の前を通ると...」

   取り押さえられた木村容疑者は無表情で、どこか一点を見つめるような様子だった。容疑者を押さえていた男性は、「表情は無でしたね。無表情で、だらーんと。目もだらーんとしてた。無言で無気力で」。

   テレビ朝日の首相同行記者は「されるがまま。抵抗する様子がまったくなかった」。いち早く容疑者を取り押さえた地元の漁師の男性は、16日に記者会見に応じ、「この間の安倍元総理の一件もあったので、まさかと思いながら」。事件後、岸田首相から直接、お礼の連絡が届いた。「夕方5時か6時に電話をくれて、本当にありがとうございました、と言うてもらって。けが人もなくてよかったですね、と岸田総理にも言った」。

   木村容疑者とはどんな人物なのか?

   事件現場から約100キロ離れた兵庫県川西市の自宅周辺で聞いてみると。小学校時代に息子が同級生だったという女性は、「息子の誕生日にケーキを作って持ってきてくれた。小学生の、しかも男の子なのに、こんな上手にケーキを作れるんだ、ってすごく印象的やった」。少年時代に遊んでもらった男性は、「小学1年生のころに、お兄ちゃんの関係で一緒に遊んだ。(木村容疑者は)6つ上で、小学6年生ですか」「優しかった、面倒見のいいお兄ちゃん」。

   中学校で一変する。中学校の同級生の女性は、「印象が強い子ではなかった」。別の同級生は「出たくない授業に音楽があって、その日だけ学校に来なくなっちゃって。それがきっかけで中学校でいじめられ始まっちゃって。内向的になった」「親に対しても、なんか、もういいや、みたいな感じだった」。同容疑者の自宅の庭はきれいに手入れがされている。近所の人は、「ガーデニングはお母さんが植えたり、(容疑者は)雑草をとったりとか、一緒にゴミ捨てに行っているのを見かけたことがある。一か月前にも。いい子でしたよ」「お父さんはよく怒っていた。朝ごみを捨てに行った帰りに家の前を通ると、怒鳴っているから」「じーっと下向いているだけで、全然言い返すような子じゃない。おとなしい。(父親は)5~6年は見かけたことない」。容疑者は、逮捕後の取り調べでは、黙秘を続けているという。

   一方で、昨年9月24日には市会議員(当時)が市政報告会をした近所の公民館に、容疑者が姿を現したという。参加した約70人の名簿に、同容疑者の名前と住所があった。自民党関係者によると、容疑者かはっきりしないが、市議の報酬について質問していた若者がいた、という。

(栄)

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