ハルキストたちはどこに行ったのか。けさ14日(2023年4月)の「ZIP!」で、畑下由佳アナは「村上春樹さんの6年ぶりの新作長編小説がきのう販売されました」と伝えたが、書店にいつものような行列がないという。
紙の本と電子版を同日発売
「街とその不確かな壁」という600ページ3部構成で、丸善日本橋店は開店を通常より1時間早めて、午前8時から店の前に平積みにした。さすがに次々と売れていく。購入者は「やっと来たなと。彼が生きている間にその都度書かれる小説が読めるのは本当に幸せなことだなと、僕は毎回思ってます」と話す。
ところが畑下アナ、「村上さんといえば、新作が発売されるたびに多くのファンが書店に詰めかけていましたが、きのうはこれまでほど書店に足を運ぶ人が見られません」なんて伝える。
何があったのか。今回は初めて紙の本と電子版を同日発売としたためらしい。書店に並ぶのも待ちきれず、電子版で1分1秒でも早く読みたいというファンが多かったのか、電子書籍を扱うランキングで1位だ(けさ6時)。ハルキストたちはこの瞬間も、本で、電子版でワクワクしながら読んでいるのだろう。
(カズキ)