玉川徹 カンボジア詐欺G19人逮捕で「警察の本気度を感じた」ワケ

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   カンボジアを拠点とした特殊詐欺グループのメンバー19人がきのう11日(2023年4月)、カンボジア・プノンペンから日本に移送され、警視庁に逮捕された。チャーター機を使った異例の移送について、12日の「モーニングショー」が伝えた。

  • 捜査が本格化する(写真はイメージ)
    捜査が本格化する(写真はイメージ)
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移送にチャーター機

   グループはことし1月、東京都内に住む60代の女性にNTTドコモを装ったメールを送り付け、架空の代金を請求。「ビットキャッシュ」という電子マネー約25万円相当をだまし取った詐欺の疑いがもたれている。逮捕されたのは25歳から55歳までの日本人の男19人で、大半が「かけ子」役だが、暴力団関係者もいるとみられている。昨年からことしにかけて少なくとも75件の特殊詐欺に関わった可能性があるという。

   摘発のきっかけについて、板倉朋希アナウンサーは「グループのメンバーとみられる人物から現地の大使館に、『ホテルで特殊詐欺をやらされていて外に出られない。助けてほしい』とSOSのメールが送られてきたということです」と朝日新聞の記事を引用して伝えた。

   移送にチャーター機が使われた理由について、元埼玉県警捜査1課の佐々木成三氏は直行便がなかったという条件に加え、「手錠をかけられるのは日本の領空に入ってからなので、それまでに暴動が起きると、容疑者が19人と多いために安全確保が難しい。ベターな選択だったと思います」と指摘した。

浜田敬子(ジャーナリスト)「電話による特殊詐欺は注意喚起されているが、ショートメッセージは本物との見分けが難しい。企業側も料金の連絡などにショートメッセージを使わない方が混乱がないのかなと思いますね」
玉川徹(テレビ朝日社員)「チャーター機を使ったということに警察の本気度を感じました。ビジネスジェットでもシンガポール往復に3100万円かかります。それぐらいのお金をかけてでも、日本の法律を犯す人間が海外にいることを警察は許さない、ということを感じる。(元国会議員の)ガーシー容疑者の件も忘れたころに逮捕ということがあり得ると思います」

(キャンディ)

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