カンボジア拠点詐欺G19人逮捕 安住紳一郎が触れた「フィリピンやタイ」との関係

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   カンボジアを拠点にしていた特殊詐欺グループ19人がきのう11日(2023年4月)夜、日本に移送された。到着した羽田空港の映像に「無数のフラッシュがたかれています」 「見たことのない、ものものしい雰囲気です」と12日のTHE TIME,で司会の安住紳一郎アナウンサーが伝えた。

  • 捜査が本格化する(写真はイメージ)
    捜査が本格化する(写真はイメージ)
  • 捜査が本格化する(写真はイメージ)

「取り締まりが強化されたので...」

   暴力団関係者をふくむ25歳から55歳の容疑者19人に、警視庁がカンボジアに派遣した捜査員は50人以上、安全上の理由からチャーター機を借り上げ、機内で詐欺容疑で逮捕、羽田空港ではバス4台を横づけして、都内の4警察署に分けて送り込んだ。

   元埼玉県警の佐々木成三さんは「捜査を効率的に回すためで、19人が顔を合わせなくし、情報漏洩や口裏合わせをさせないように考えてのこと」という。

   特殊詐欺の摘発件数は2018年の61件から22年には20件と3分の1に減った。犯人グループが国外に拠点を移したために捜査が及びにくかったとみられる。

   19人がアジトにしたのはカンボジアのリゾート地・シアヌークビルのホテル。全員が観光ビザで入国した。なぜ東南アジアが選ばれるかというと、日本との時差がさほどなく詐欺電話をかけやすい、露店でSIMカードが売られるなど電話を入手しやすい、外国人が暮らしていても怪しまれない、などのためらしい。

安住「フィリピンやタイで取り締まりが強化されたのでカンボジアへ行ったのではないかということなんですね」

   警視庁は、このグループが去年4月から今年1月までに16都府県で起きた75の詐欺事件に関与したとみて、カンボジア当局から受けとったスマホ64台と被害者名簿など135点の解析を進める。

(あっちゃん)

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