米大リーグは新しいシーズンが始まったばかりだが、関連メディアではすでに、シーズン後にフリーエージェントとなる大谷翔平選手の争奪をめぐり、契約金額が「12年で6億ドル=803億円」まで膨らむとの予想が出ている。その背景を11日(2023年4月)の「モーニングショー」が伝えた。
海外メディアでは、昨日10日にブルージェイズ菊池雄星投手(花巻東高の先輩)から打った大谷の3号2ラン本塁打に「現実離れしている」などの絶賛が相次いでいる。「ありえない。インコースのボール球を左中間へ打ち放った」「地球人にそんな真似はできない」。
提示額は「5億ドル~6億ドル」説も
カリフォルニア州の鮨処「古都」には「大谷丼」がある。「古都」は、大谷の通訳、水原一平さんが以前アルバイトをしていた。昨年4月まで、水原さんの依頼で、大谷の食事を用意していたという。「夜食に納豆巻き10本巻いてきてください、とか」(松木保雄店長)。「タンパク質、栄養補給とかの面で、お好きだったのかも」。「ホームラン打てる弁当をお願いします、と頼まれて、お任せください、と作りましたけど、その時はホームランは打てませんでしたね」。「登板する日はちょっと早めに(食事を)お持ちして、DHだけだったら午後4時ころとかね」「疲れが取れる酢の物とかね」。
今季終了後のFAでは、「大谷争奪戦」が繰り広げられ、提示額は「5億ドル(669億円)から始まり、6億ドル(803億円)に達するだろう」とメジャーリーグの関係者は言う。その金額以上になると見る球団幹部もいる。ちなみに、大谷の今年の収入は、年俸が約40億円、スポンサー収入が約47億円の計約87億円で、すでにメジャーリーグトップだ。
ちなみに世界のアスリートの収入は、最高がサッカーのメッシの約174億円、バスケットのジェームスが約162億円と続き、3位がサッカーのロナウドで約154億円、4位はネイマールの127億円などとなっている。大谷の「803億円」が実現すると、年収が約114億円(スポンサー収入含め)となり、「トップ5」に迫ることになる。
大谷選手を高校時代から取材している、MLBアナリストの古内義明さんは「彼は人生設計で、ワールドチャンピォンに3回なると言っているが、まだ1回も優勝していない」「40歳で引退するといってました」「結婚は26歳ですると言ってましたが。子どもは3人欲しくて男の子2人と女の子ひとり」「17歳の高校生が、あれだけ具体的に自分の人生を語れるものかと思った」「(40歳から先は?)日本に帰ってきます。日本の野球界に貢献して、岩手に帰ってリトルリーグの監督をしたい、と」
MCの羽鳥慎一「どうですか、これだけ完璧な人。勝つことだけ。おカネに執着ありません」
コメンテーターの渥美陽子弁護士「ほんと、修行僧だなと思う。野球という神に仕える。煩悩をすべて捨て去って、一心不乱に修行をされている」「まだお若いのに、何でそうなったのか」
(栄)