大谷翔平選手が活躍する米大リーグ・エンジェルスでは、ホームラン打者をベンチで迎えるとき、今シーズンから日本の「兜」をかぶせている。すでにトラウト選手ら何人かがかぶっていたが、ついに昨日10日(2023年4月・日本時間)、大谷がシーズン3号本塁打を放ち、ファン待望の兜をかぶった姿が見られた。11日のTHE TIME,のニュース関心度ランキングでは、「大谷『将タイム』で初かぶと」が第2位に入ったと紹介された。
安住紳一郎アナ「兜だといくつ買えるのでしょうか」
この日の対ブルージェイズ戦で、大谷は3番指名打者で出場。花巻東高校の先輩・菊池雄星投手との初の対決となり、話題を呼んだ。大谷は第2打席で菊池のスライダーを見事にとらえ、左中間に飛び込む第3号2ランホームランに。チームメイトに兜をかぶせられて笑顔でハイタッチ。ベンチに戻り、脱いだ兜をやさしくポンポンとたたいて飾りなおす映像に「何気ない仕草からも紳士的な姿が垣間見えました」と杉山真也アナはいう。
この兜をつくったのは、鹿児島県にある甲冑工房「丸武産業」。職人たち手作りの完全特注品で、値段は33万円という。兜は通訳の水原一平さんが海外の代理店を通じて取り寄せたそうだ。大谷の「初かぶと」姿を出張先で見たという同社の田ノ上智隆社長は、「かぶられてる!と思って、すごく感動しました」と笑顔だ。
兜への関心が高まり、兜や甲冑を身に着けて写真撮影ができる戦国フォトスタジオ「SAMURAI」(東京・渋谷)では、「ホームページのアクセスは5、6倍に増えています」。大谷選手がかぶったものと同タイプの兜もあるといい、番組スタッフが試しにかぶってみると、思わず「重たい」。重さは約2キロあるという。
大谷人気は止まらないが、「大谷選手には、すでに来シーズンの契約金の話題が出ています」と安住紳一郎アナ。来シーズンからは12年契約で798億円と、米プロスポーツの中でも最も高い契約金になるのではないかと言われているそうだ。1年平均で66.5億円となる計算で、安住アナは「余計なことかと思いますが」と、1試合換算では4236万円、さらに1日換算で1822万円になる数字を紹介した。
さらに「兜だといくつ買えるのでしょうか」と、33万円の兜と比べ「2000万個ぐらい買えるのかな」と言っていたが、「あまり兜に換算する方はいないと思いますが」と宇賀神メグアナに突っ込まれ、スタジオから笑いが起きていた。(コムギ)