4月10日は「し（うん）テン」の語呂合わせから「エアコン試運転の日」とされている。この時期にエアコンというのはちょっと早いという気もするが、業界団体では早めの試運転を呼びかけている。そこで今日11日（2023年4月）の「ZIP！」では、「？よミトく！」コーナーでエアコン試運転のポイントについて詳しく解説した。
まずは今夏の天気予報は、気象庁によると6月から8月の平均気温は、広い範囲で平年並みか高くなる見込みだという。そしていざ運転しようとして壊れていた場合、昨年夏は約4割の人が修理に2週間から1カ月以上もかかっていた。新たに購入した場合も、約4割の人が2週間以上エアコンを使えていなかった。
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暑さが本格化する前に…（写真はイメージ）
「購入や修理の依頼が急増して対応に時間が...」
司会の水卜麻美アナウンサー「どういうことかというと、購入や修理の依頼が急増して対応に時間がかかってしまうためなんです。でも夏の時期に2週間以上エアコンがつかないとなると熱中症など命の危険がありますから、業界団体は今のうちに試運転をしようと呼びかけているんです」
暖房が使えていたという場合も油断はできない。「暖房と冷房は仕組みが違うため、冷房として動くか試運転を」（ダイキン工業広報グループ・重政周之さん）
試運転のやり方は、まず冷房運転を始め、冷やす動作を停止させないよう温度を最低温度まで下げる。そのまま約10分間冷房運転を行い、冷たい風がしっかり出ているか、異常を示すランプが点滅していないかを確認する。
水卜アナ「異常がある場合は10分程度でも検知できるそうです」
余裕がある場合は、さらに30分程度運転を続け、水漏れなどがないか、変な音や匂いがしていないかなどを確認する。異常があった場合には使用を中止し、販売店やメーカーなどに相談する。
試運転の時期としては、気温が20度以下の場合は冷房が動作しない可能性があるので不向き。23度から25度が試運転に最適な時期だが、21度から22度でも適している。気温が26度以上になった場合は急いで実施する必要がある。
東京都心の予想最高気温は、今日が25度、明日が23度と試運転に最適。木曜、土曜は雨予報で気温が下がるが、金曜日も23度と最適の気温だ。
エアコンの注意ポイントは他にも。フィルターは1年掃除しないと消費電力は25％増となる。エアコンに3年分のほこりをため、さらに室外機の周囲に障害物がある場合の電気代を計測したところ、1カ月の電気代は1720円相当がムダになるという結果に。
山下健二郎（ダンサー、俳優）「早めの点検と掃除が大事ですね。あと、久々に回すとホコリが舞っちゃったりするので、ちゃんと掃除してから回そうと思います」
水卜アナ「暑くなる前にやっておきたいですね。また、去年はエアコンに使われる半導体が不足して製造に影響がありましたが、業界団体によると今年は今のところ半導体不足の影響は出ていないということです。ただ、買い替えの際には余裕を持って欲しいとのことでした」
（みっちゃん）