先週紹介の「鶏肉を水で洗う」は間違いでした 安住紳一郎アナが謝罪 食中毒菌二次汚染の恐れあり (THE TIME,)

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   「先週木曜日(2023年4月6日)、この番組内で鶏肉を水で洗うという調理方法を紹介しましたが、間違っているとの指摘を多数いただきました。おっしゃる通りで誤解を招く放送を出してしまいました。本当に申し訳ございませんでした」と、今日11日の「THE TIME,」でMCの安住紳一郎アナが謝罪した。

  • 安全な調理を(写真はイメージ)
    安全な調理を(写真はイメージ)
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水が飛び散り、他の食べ物や調理器具などに...

   6日の番組では、卵の高騰に関連して、安い外国産の鶏肉に関心が集まっているという話題を取り上げ、鶏肉をおいしく食べるには「ぬめりがとれるまで水で洗い、付着物を流すこと」と調理法を紹介。それに対し番組放送中に間違っているとの指摘をうけ、番組最後に安住アナが「厚労省などによりますと、(鶏肉を)水洗いすると、食中毒菌などが拡散する恐れがあるため、水洗いしないよう呼び掛けています。私たちの情報があやふやなままで申し訳ございません。また週をあらためまして正しい情報をお伝えしていきます。ただ今確認中です」と事実上訂正していた。(当ワイドショー通信簿でも6日放送内容を紹介し、一端配信後に番組最後の「訂正」内容を加筆しました)

   それを受けて11日、安住アナは謝罪ののち「改めて家庭などにおける鶏肉の扱い方をもう一度確認していただきたいと思います」として、注意を呼び掛けた。

   それによると、生の鶏肉には「カンピロバクター」などの菌が付着している可能性がある。牛や豚など様々な動物が保菌しているが、とくに鶏肉に多いと言われている。なま焼けの鶏肉を食べて食中毒になる人が多いが、2020年からのデータでは1年で700から900人の食中毒の発生件数があるといい、安住アナは「とくに乳幼児、高齢者は重症化する可能性があるので、気を付けてもらいたいところです」。

   鶏肉を洗うと危険な理由として、水で洗うこと自体で食中毒が起きることはないが、肉を洗った水が飛び散り、他の食べ物や調理器具、台所のシンクなどに移る、いわゆる二次汚染により、菌を体内に取り入れてしまうことがあり、危険だという。そのため、内閣府や農林水産省などでは、鶏肉などの生肉は「水で洗わないこと」を推奨している。

   また、カンピロバクターはしっかり加熱すると死滅するので、中心温度75度で1分以上加熱すること。ただ、安住アナは、「一部では殺菌を徹底しているので『鳥刺し』を提供している地域や店もあるという現状があります」とも付け加えていた。

   また、「ドリップが気になる場合はキッチンペーパーで拭き取る。さらには、お肉は、他の食材を切った一番最後に切るということを徹底しているプロや慣れている方もいらっしゃるということです」と説明した。

   最後に「この度は本当に誤解を招く放送を出してしまいました。申し訳ございませんでした」と改めて頭を下げていた。

(コムギ)

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