ジャック・ニコルソン&ヘレン・ハント主演の映画「恋愛小説家」

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   私は映画が好きで、先日もNetflixで探していると、以前から見たいと思っていた「恋愛小説家」に出会いました。

   この映画は、1997年のアメリカ映画で、偏屈なロマンス小説家メルヴィンと、彼の行きつけのレストランで働くウェイトレス、キャロルとの恋愛を描いた作品です。主演は、ジャック・ニコルソンとヘレン・ハントで、アカデミー主演男優賞と、主演女優賞を受賞しました。(この原稿は、ネタバレを含みます)

   マンハッタンの高級アパートメントに住むメルヴィン(ジャック・ニコルソン)は、売れっ子の恋愛小説家です。潔癖症で頑固者、そして毒舌家の彼は、シングルマザーのキャロル(ヘレン・ハント)に恋をします。彼女が勤めるレストランに、毎日朝食を食べにいくのですが、彼の気持ちに反して、彼女の反応はイマイチです。

   そんな2人に、メルヴィンの隣人でアーティストのサイモン(グレッグ・キニア)が絡んで物語が進みます。

  • ジャック・ニコルソン主演の「恋愛小説家」(NETFLIXサイトより)
    ジャック・ニコルソン主演の「恋愛小説家」(NETFLIXサイトより)
  • ジャック・ニコルソン主演の「恋愛小説家」(NETFLIXサイトより)

夜明けのマンハッタンで起きた奇跡

   サイモン(グレッグ・キニア)はある事情から故郷の両親のもとに帰ることになり、2人をその旅行に誘いました。その過程で、いろいろなことが起こります。突然、サイモンに猛烈な制作意欲が湧き、ニューヨークに帰りましたが、結局は自宅を失います。そんなサイモン(グレッグ・キニア)にメルヴィン(ジャック・ニコルソン)は、自分のアパートメントの1室を提供すると申し出ます。

   メルヴィン(ジャック・ニコルソン)はその後、キャロル(ヘレン・ハント)から「もう会わない」と告げられますが、サイモン(グレッグ・キニア)に励まされてキャロル(ヘレン・ハント)の家に向かいます。そこで、2人はお互いの気持ちを確認し、夜明けの街に散歩に出て、パンを買います。敷石のへりを踏むことを極端に嫌うあまり、すべてのへりを踏まずに歩こうとする癖があるメルヴィン(ジャック・ニコルソン)ですが、このときから真っすぐ、普通に歩けるようになりました。

   主演2人の自然な演技力が優れています。ハッピーエンドの映画ですが、夜明けの街にふさわしい感じを、強く持ちました。

渡辺弘(わたなべ ひろし)
渡辺 弘(わたなべ ひろし)
1952年生まれ。東京大経済学部卒業。1976年に日本テレビに入社し、制作局CP、ドラマ制作部長として番組づくりの現場で活躍。編成局長、制作局長、取締役報道局長、常務・専務を歴任した。「マジカル頭脳パワー!!」「THE夜もヒッパレ」「「スーパーJOCKEY」「24時間テレビ」などヒット番組をプロデュースした。 現在は「情報経営イノベーション専門職大学」客員教授。映像会社「2501」顧問。
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