全日空システム障害で「大混乱」する「日本の事情」 フランスなら「ニュースにもならない」(西村カリン)

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   「大規模なシステム障害が春休みシーズンを直撃しました。全日空の国内線のシステムに不具合が生じ、全国の空港で大混乱となりました」と西岡孝洋アナが切り出した。4日(2023年4月)の「めざまし8」がトップで伝えたのは、新年度最初の月曜日に起きた大混乱のニュースだ。

   システム不具合が発生したのは、3日午後2時10分ごろ。航空券の予約や販売・搭乗手続きができない状態になり、約1時間後に代わりのシステムで搭乗手続きは再開したものの、羽田空港を発着する便を中心に55便が欠航。およそ6700人に影響が及んだ。

  • おおらかな気持ちで…(写真はイメージ)
    おおらかな気持ちで…(写真はイメージ)
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立岩陽一郎「アメリカにいた時はしょっちゅうでしたよ」

   MCの谷原章介「実は今も空港では混乱が続いているそうなんです。羽田空港には良幸さんがいます。良幸さん!」

   情報キャスターの田中良幸はシステム障害から一夜明けた羽田空港第2ターミナルに立ちリポートした。

   田中「今見えているカウンターで手続きをしている方々が、まさに今回のシステム障害によって影響を受けた方たちなんです。というのも、このカウンターは普通のカウンターではなく、今回のシステム障害による欠航便専用に設けたものなんです。今は10人ほどですが、午前6時半ころに我々が来た時には、40人以上の方が列を作っていました」

   不具合はなぜ起きたのか。航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏は「可能性として、4月から1本化された『オンラインチェックイン』が影響しているのではないか」と指摘。

   また、ITジャーナリストの三上洋氏は「年度初めは新しいシステムが導入されることが多く障害が起こりやすい。現在は2000年代後半から2010年代の航空システムが多く、これから刷新していくが、こうした時期は障害が多くなる傾向がある」と話したそうだ。

   谷原「海外だとこういう混乱はよくあることなんでしょうか」

   立岩陽一郎(ジャーナリスト)「私がアメリカにいた時はしょっちゅうでしたよ。数時間待たされてカウンターに詰め寄ったことがあるんですけど、アメリカ人は誰も怒ってないんですよ。で、『あんまり怒ると警察呼びますよ』って言われて、『えー!?』ってなった。会社はちゃんとやって欲しいけど、『トラブルは起きるんだ』ということは我々としても認識した方がいいですよね」

   西村カリン(ラジオ・フランス特派員)「フランスでは毎日トラブルがいっぱい起きているからニュースにもならない。日本は基本的に完璧なサービスが提供されている国だから何か起きた時にニュースになる。客側はトラブルの可能性も頭に入れた方が良いと思うが、外国人として完璧な日本が好きです」

(ピノコ)

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